2010年4月29日木曜日

篠山刀剣会

4月24日、篠山刀剣会57回例会が行われました

毎回このように五振りの名刀が並べられ
刀が作られた時代と作者を当てる遊びです






まず刀の姿を見て
刀が作られた時代を推測します





そして、このように白熱電球の光で
刃文(はもん)を見たり

地鉄(じがね)の様子をつぶさに観察します
これで作られた国や作者を絞っていきます

作られた時代と作者を用紙に記入し
入札します(3回入札ができる)
これを講師が判定し、間違っていれば
次の入札で当たりに近づくように誘導してくれます
たとえば、時代が違っているとか
街道には入っているなどと記入してくれます






その内の一振りですが
姿は古刀期(平安時代~安土桃山時代の文禄まで)
画像ではよく分かりませんが
腰反りが強く、私は鎌倉時代中期くらいかな
という感じがしました






刃は冴え、地鉄は細かい板目がよく詰んで、
所々杢目肌もあります
地鉄には映りも現れています
一見しただけで名刀の雰囲気があります






刃文は匂出来で、互の目混じりの丁子
刃中の働きも盛んです

こういった地鉄と刃文は備前物(岡山県)
顕著なので備前の作者かとも思いましたが
地鉄の詰み具合や、映りが沸映りのようにも見え
また、刃文も高低があまりないので
山城物(京都)と見ました

それで、最初の入札では、古刀・来国俊(らいくにとし)
としましたが、見事に外れました

ということは備前物ということになります
備前物で地鉄が詰んで美しいものといえば
室町時代の応永時代のものということになりますが
私は姿から鎌倉時代と思っていたので
応永備前は外しました
これが間違いの元でありました
結局、備前物ということまでは詰めましたが
3回の入札すべて外れました。 とほほ






正解は室町時代のいわゆる応永備前
作者は祐光(すけみつ)でした

上の画像では
「備州長船(おさふね)祐光」と
銘が切られています

その他の鑑定刀は
こちらを参照ください







今回の講師は研ぎ師の杉原宗都
氏は研ぎのコンクールで何度も特選を

果たしている実力者です

こうして解説をしてもらうと
分かったつもりになるのですが
次回また白紙の状態で見ると
何が何だか?の世界に逆戻り・・

日本刀についてはHPでも述べています

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