2011年2月14日月曜日

灯台下暗し 「七十一番職人歌合」

12日のコメントの続き・・
判読できなかった文字二つを調べていて
ふと思い出したのですが
HPの「天然砥石について」でも
研ぎの職人図を紹介していたのでした

これがそうですが
これは室町時代後期の明応九年(1500年)頃に
成立したとされる「七十一番職人歌合」です
絵師は土佐光信
私が持っているのは岩波書店から出ている
解説本で、原文は載せられていないのですが
歌の内容は「和国諸職絵つくし」とほぼ同じなのです
この本のことは全く忘れていて、迂闊でした・・
これで原文が解読できます 大変ありがたい

ということで、読めなかった字を照合してみました
コメントでは
「左歌五文字かな はず〇ゆみねの あひしらひ
あらまほしくや
右はあらうるしの はけめあはぬを 
むら雲にたとへたる〇
左右共にさしてもきこへす 持にて侍るへし(引き分け)

としましたが、左歌の評は
「左歌 五文字かなはず聞ゆ
峰のあひしらひ あらまほしくや」

右の歌の評と判定は
「右は荒漆の刷毛目合はぬを
叢雲にたとへたる歟(か)
左右 共にさしても聞こえず 持にて侍るべし」

ということは最初の〇は
「聞」という字で、次の〇は「歟(か)」でした



参考までに
手許にある「くずし字用例辞典」(東京堂出版)の
「聞」と「歟(か)」を挙げておきます


2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

今日お仕事でお世話になった表千家のお茶を嗜んでいらっしゃる方も書をされているようです。
キヨンドさんとの崩し字のことをお話すると、仕事が終わったあと一時間程おしゃべりの時間となりました。
最近はパソコンで入力するばかりで、手で書くことが本当に少なくなってきています。
下手くそな字が更に下手くそになっています。
           源 信正

kiyond さんのコメント...

表千家といえば、昨年暮れに京都に行った際
http://kiyond.blogspot.com/2010/12/blog-post_20.html
北山通りにある「表千家北山会館」にも寄ってきました。
http://www.kitayamakaikan.jp/
ちょうど「千家十職・楽家の茶碗」という企画展が
催されていたので、初代長次郎からじっくり拝見してきました。
http://www.kitayamakaikan.jp/special/15/index.html
掛け軸も展示されていましたが、自由闊達に書かれた文字は
なかなか判読できませんでした・・・