2011年4月6日水曜日

工房の様子 玉鋼の鉋

これは半年ほど前に手に入れた
玉鋼(和鋼)が使われた古い鉋です
寸六(身巾65mm)の一枚刃ですが

これがたいへん切れ味が良くまた削り肌が美しいのです
他に持っている玉鋼鉋のどれよりも優れています
玉鋼の鉋は研ぐのが難しいとか

研ぎ過ぎてはいけないとか
訳の分からないことを言う人がいますが
これは普通に研いでも何ら問題ありません




今日も硬いハードメープルを削りましたが


使い込んで刃先が白くなっているにもかかわらず
切れは軽く、削り肌は美しく仕上りました







銘は堺仁でしょうか
この銘についてご存じの方は
ぜひご教示お願い致します


2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

いつもながら、綺麗なおが屑ですね。・・・流石・・・
たま鋼が硬くなったのは江戸以降量産された鋼材を使い始めてからのことで、明治を過ぎてから更に硬くなったように思います。
日本刀に限らず、道具は使い勝手により材質が変わらないといけないようですね。
久留米城にあった鎧は材質が牛皮でできていました。
軽いのは当然ですが、よく乾かした牛皮は刃物に対しても、有効だったとの説明文がありました。
先人の知恵は凄い。
         源 信正

kiyond さんのコメント...

刃物鍛冶の初代千代鶴是秀が玉鋼を使わず
輸入鋼を使っていたというのも、そういったことが
一因だったのかもしれませんね。
千代鶴是秀は、国産の鋼の見本がたくさん持ち込まれるが
どれも切れないから使わないと言っていたそうです。
日本剃刀を玉鋼にこだわって打っていた人もいますが
やはり処理が難しかったようですね。
現在出回っている刃物も安来鋼で充分だと感じます。
真黒コクタンなど強靭な木を削るものはハイス鋼の鉋が
やはり優れていますが、
以前述べたように、最近のハイス鋼は甘くなっているようで
永切れしません。
http://kiyond.blogspot.com/2011/02/blog-post_19.html