2011年7月4日月曜日

優れた仕上砥は共通したところがある


これは以前にも紹介したことのある
最近手に入れた中世中山砥ですが・・
参照




上の画像の左のもので研いだ鉋身
鋼は燕鋼です
  

 これは右の砥石で研いだもの
左のものより砥当たりはやや柔らかい感じです



この二枚の仕上砥は 
昔の職人さんが使っていたものですが
上の二種類とよく似ているのです


 研ぎ汁の色はやや違いますが
砥当たりは上の二枚とほぼ同じです


上の画像左の砥石で研いだ鉋身
これは上の画像と同じ鉋身です


こちらは右の砥石で研いだもの
鋼の研ぎ上がりはほぼ同じです

この二枚の仕上砥は
厚みが1cm以下まで使い込まれています
よほど気に入って使っていたものと思われます

以前、木工家の徳永さんの工房で
徳永さんの師匠である竹内碧外氏が使っていた
仕上砥を見せてもらったことがありますが
それも中世中山砥にそっくりな顔
そして研ぎ心地でした
それは5mmほどまで使い込まれていました

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