2012年4月26日木曜日

2012年新作・平家琵琶


新作・平家琵琶
鈴木まどかさんにより
「相応」という銘を頂きました

腹板(表板)はタモ材


(裏板)は紅花梨材(マメ科のカリン)




撥面は木曽義仲に因んだ絵を描きました
と言ってもほとんど私の創作で
木曽で育てられた駒王丸(義仲の幼名)
花梨(バラ科のカリン)の実を
もぎ取ろうとしているところです
当時(平安時代末)バラ科の花梨が
日本に入って来ていたのかは不明ですが・・
絵の奥に描いているのは木曽山脈で
中央左の山は駒ケ岳です

こういった絵は勢いが大事なので
下描きなしで一気に5分くらいで描きました
撥面の素材はこれも木曽義仲に
因んで馬の革を使いました








琵琶を置く台は欅材と
バラ科の花梨材を使いました
この花梨材は琵琶を注文して下さった方の
思い出が詰まったものだということで
私もできるだけ琵琶の素材として使うことが
できれば、と願いながら製作していきました
撥面に貼っている月もこのカリン材を
輪切りにしたものです




鶴首にも使うことができました





2 件のコメント:

源信正 さんのコメント...

素敵な琵琶ですね。

http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/download.php?file_id=25216

草木初見リストです。
カリンは南北朝期に出てきます。
一説によると空海が薬として帰朝時にもって帰ったとも言われています。

kiyond さんのコメント...

貴重な情報をありがとうございました。
南北朝が初見ですか・・
ということは木曽義仲の時代(平安時代後期)にはなかった可能性大ですね。