2012年4月29日日曜日

謎の砥石 外国産の仕上砥


4月26日にUPした研ぎ動画
画像を紹介しておきます
研いでいる鉋は「も作」・寸六
鋼は安来鋼・白紙1号と思われます
最初に使っているのは
先日紹介した浄教寺砥で
二つに分けたものを両方試してみました
左が本来の表面で
右が切り分けた内部を研ぎ面にしたものです
内部を研ぎ面にした右の方が
荒い研ぎ感ですが


研ぎ上がりはほとんど同じです





次に使ったのは粒度約#1000の伊予砥



次に三河中名倉 粒度約#2000






そして対馬砥の代替砥石として
手に入れたものを使ってみましたが
これはほとんど鏡面仕上げ用の仕上砥でした






つぶさに観察してみると
手持ちの大谷山産戸前
浅黄によく似ています




この砥石を手に入れた所によると
産地は日本ではないが
明らかにはできないということでした



動画で最後に使っているのは
京都梅ヶ畑・中山産の戸前
この砥石は森龍次商店から購入したもので
文句なしの仕上砥です




2 件のコメント:

源信正 さんのコメント...

?の砥石、少しばかり曇ってるように見えます。
刀用に使えると将来有望ですね。
前にいただいた内曇は色んな御刀に使うことができて重宝してます。
ただし、新刀は硬くて、研ぐのが大変です。
例の曽祖父の御刀は、古刀の様な研ぎ心地で、いわゆる玉鋼でなく、独自の配合で錬っているように感じます」

kiyond さんのコメント...

この不明砥石は対馬砥と同じようなもの
ということだったので、もう少し粒度が粗いもの
と思って中研ぎの最後にもってきたのですが
使ってみてこれは仕上砥だということが判明しました。
ということで、地鉄にはまだ中砥の傷が残っています。
それが曇っているように見えるのかもしれません。

小野光敬氏も新刀と古刀の研ぎ感触の違いを
同じように言われていますね。
焼き入れ温度が高いとされる相州伝でも
砥当たりは柔らかいと口にされています。
御先祖の御刀も同様だということは
古刀の研究もかなり為されていたのでしょうね。