2013年6月13日木曜日

新たに掘られた福井県産仕上砥


砥石採掘人のE氏が新たに掘った
福井県産仕上砥を試し研ぎさせてもらいました
その内の3丁はYouTube動画で紹介しました
今回研がせてもらった福井県産仕上砥


手前から順に徐々に砥石の層が上から下になっていき
この砥石脈がある山では上部の方が柔らかく
下部の方が硬いということです
高度差は10mほどあるそうです


この画像と下の画像は福井県産仕上砥の様子
採掘人E氏によるブログより転載させてもらいました





試し研ぎは手前の柔らかいものから


裏の様子


サリサリとした中にまったり感がある独特の研ぎ心地ですが
砥石の弱さはなく、砥泥も邪魔にはなりません


研ぎ心地からは想像できない研ぎ上がりで
鋼はほぼ鏡面に仕上がっています


前段階の中研ぎは粒度やや細かめの
丹波産青砥を使いました


下の試し研ぎもこの青砥をかけた後に研いだものです



次はE氏が自分用として使っているもの
黄色がかった梨地で、筋も少なく
これは商品になるレベルですね


研ぎ感も仕上砥石の名門である京都梅ヶ畑・中山産に似た
サリサリ感と独特の滑らかさがあります
これはこの砥石山の特徴かもしれません・・


研ぎ上がりは最初のものよりも
さらに鋼と地鉄が冴えます
鉋身は國行寸六



次は層としては最上部ではありませんが
石質は硬く、反応も鈍い感じのものです




さすがにこの仕上砥では青砥の傷を
いきなり消すことは困難なので
最終仕上げとして使いました



以下の3丁はYouTube動画にUPしたものです
最初の仕上砥で研ぐ前は
上と同じ青砥(粒度約#1200)で研ぎました


最初に使ったものは、上層のものだそうですが
ご覧のように赤ピン系で柔らかめの石質です


赤ピン系ですが、カッチリとした石質で
不思議な研ぎ感です・・
砥泥は邪魔になりません
石気を含んだ筋が多いので除去に苦労しました
まだまだ残っていたので撮影後さらに除去しました


動画では当たる筋を避けながら研いだので
なんとか悪影響は避けることができました
これも研ぎ感からは想像できない研ぎ上がりで
鋼はほぼ鏡面に仕上がっています



次は2枚目の画像に写っている下から三段目右のものです


これは上のものよりやや硬めのものです
表面に環巻(かん)が薄らと見え
緻密な研ぎ感なので千枚層あたりでしょうか・・
筋は少なめで除去は楽でしたが


油断をしたのか地鉄に深い傷が所々に付いてしまいました



最後に硬口のもの二枚目の画像の下から三段目左のものです
研ぎ面の中央を牙目(がめ)風の太い筋が横切っています
ですが、これさえ除去すればあとは以外に楽でした


裏の様子


研ぎ感は前回紹介した硬口とほぼ同様です


青砥の傷がまだ残っていますが
地・刃ともに冴えた研ぎ上がりを得ることができます


拡大画像ですが
同じものでも光の当て方を変えると・・


こうなります
こちらが真実の姿ですね


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