2013年6月3日月曜日

福井県産仕上砥で長光寸六鉋と初代金井寸八を研ぐ


YouTube研ぎ動画の画像と
初代金井寸八を仕上げた画像を紹介しておきます
これは動画で最初に使っている丹波亀岡産の青砥
小振りですが、柔らか過ぎず力のある中砥です




粒度約#1500
鉋身は長光寸六




同じく丹波亀岡・岡花産の青砥
硬口ですがなんとか目起こしをせずに研ぐことができます
パッカリと縦に割れたものです・・


粒度は#2000以上ある感じです




仕上げ研ぎは中継ぎとして丹波奥ノ門産戸前を使いました










硬めですが良く反応し、なかなかの研磨力です


ご覧のように地鉄じがねの研ぎ傷はほとんど見えなくなります


刃先の拡大画像




そして福井県産のさらに硬いもの


これも硬さを感じさせない反応です


研ぎ上がりは地刃共に冴えます


刃先の拡大画像




試みに同様の硬さの京都本山、奥殿おくど産の仕上砥で
福井県産で仕上げた半分を研いでみました


左半分が奥殿産仕上砥で研いだ痕です
これは奥殿産仕上砥の特徴でもありますが
研磨力が強い分、研ぎ傷が粗く付く傾向があります




これは京都本山、中山産の戸前ですが
最終仕上げ用としてはトップクラスの仕上砥です


左半分が中山産の硬口戸前で仕上げたものです
画像では分かりにくいですが
仕上がりの質感が若干違います


発光撮影でも違った見え方をします
左の中山産の方が冴えている感じですか・・
このように、福井県産の仕上砥は
トップクラスの仕上がりを得ることができます
これには驚きを隠せません・・




仕事で使っていた初代金井寸八を研ぐことになったので
福井県産で仕上げてみました





刃先の拡大画像
これは実用向きの簡易研ぎを行ったものですが
刃の先端部を主に研ぎ上げたものです


3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...


kiyondさん、こんにちは。
先日は突然の質問にお返事ありがとうございました。とても参考になります。

もう一つお聞きしたい事がありまして、以前の動画で恐縮ですが、“藤井刀匠作、玉鋼小刀を研ぐ”の動画で、7:00あたりで新田産白巣板の間にちょろっと出てくるのは何処産の砥石でしょうか?
最近よく似た物を入手したのですが、産地と層が判らないのです。
お知恵をお借り出来たら嬉しいです。

kiyond さんのコメント...

うっかりしておりました・・
それは「さゞれ銘砥」から出されている
中世中山の戸前層のものです。
ブログですこし触れましたが、この砥石は
動画では使っていないと思い込んでいましたが
しっかり使っていますね・・
ただ、動画でもお分りのように、
玉鋼の小刀とは相性が悪くほとんど反応しませんでした。
http://kiyond.blogspot.jp/2012/04/blog-post_01.html

匿名 さんのコメント...


お返事ありがとうございます。
申し訳ありません、見逃していたようです・・・。
自分が手に入れたのもさゞれ銘砥さんからですが、無作為に一本というもので、中山産の戸前はとても欲しかった物なのでラッキーです。

お答えありがとうございます。これからも研ぎ動画、楽しみにしています。