2013年8月22日木曜日

昔の職人さんが使っていた天然砥石で鑿を研ぐ

8月18日にYouTube動画にUPした
研ぎ動画の画像を紹介しておきます
これら5点の天然砥石は昔の職人さんが使っていたものです
動画で最初に使ったのは
中砥の岐阜県産小鳥砥(おどりと)
以前こちらのブログでも紹介したものですが
それと同様にやや柔らかめの石質で
ノミ研ぎにはあまり向いていません


強い研磨力がありますが
砥泥がやや邪魔になります







これも小鳥砥で、小振りのコッパです


上と同様の硬さと反応です







次は愛知県産の三河白名倉砥


やや硬めで良く反応し、強い研磨力があります
層は八重ボタンあたりでしょうか・・
このように良く反応する三河名倉砥には
今ではほとんどお目にかかれません


鋼の研ぎ傷はほとんど消えています



次は台に接着された仕上砥


硬い石質で、なかなか反応してくれません


三河名倉砥の傷をいきなり消すには
ちょっと無理があります・・
これを持っていた職人さんは
細い刃物の仕上げにでも使っていたのでしょう・・



最後は謎の仕上砥
これ以上はないというほど硬い砥石です
ダイヤモンド砥石を使っても面直しに一苦労しました




裏と側の様子
やや緑がかった石質で
通常の仕上砥のように側が粘板岩の層になっていません
三河名倉砥のような凝灰岩と思われますが
三河細名倉やそれより上の層でもないようです

裏の右上の異質の石は
砥石が安定するように別の砥石を接着したものです


名倉をかけてもほとんど反応ありませんが


このようにピカピカの鏡面に仕上がりました
アーカンサスなど海外の砥石でしょうか・・








2 件のコメント:

源 さんのコメント...

先日お話した夏休みの宿題の続きです。
夏休みも後半に入ったため、状況を覗きにいきました。
・・・・ぜんぜん手をつけてなかった。・・・
砥石を平面にすることから教えていたら、そこのお店の従業員の方がこれを磨いでくれ と持って来ました。
先ずはお手本にと、見てみると、なんと、右利きの方ばかりなのに、左利き用の包丁仕上げとなっており、真ん中がへこむような変な包丁でしたので、ブロックで大幅な整形から始めました。
砥石は1000番の人工砥石と、白名倉の二種類しかなかったので、苦労して仕上げ手渡すと。
早速納品用の沢庵を切っていました。
納品先の方々は包丁の切れ味と素材の味の違いを分ってくれたらいいな。
お孫ちゃんの教育として、今日は往復磨ぎではなく、片押し、縦磨ぎでの整形を教えました。
飲み込みが早く最初の頃のひねり丸磨ぎが、1時間ほどで無くなったところで、今日は終了。
明日はいよいよ仕上げです。



田中清人 さんのコメント...

ご報告ありがとうございます。
仕事で包丁を使っている人が・・と唖然としますが、
他の研ぎ師の方々の話を聞いていると、
そのようなことはよく耳にします。
そのことを啓蒙して下さっている方がおられることを心強く思います。