2013年12月11日水曜日

森砥石さん、新入荷情報

森砥石さんが新たに入荷した砥石を
試し砥ぎのため持って来られました
今回は青砥2丁、仕上砥2丁
まずこれは、森さんの地元である
丹波亀岡神前こうざき岡花産の青砥
立派なサイズで迫力があります


柾目面(研ぎ面)の様子
左側にやや石気があったので除去しました
(画像で白く見えているところ)


反対面の様子



両側の様子




程よい硬さで研ぎやすく、岡花産独特の
ザクザクとした研ぎ感で強い研磨力があります
これは粒度がやや荒めなので特にそれを感じます


荒い研ぎ感でも研ぎ傷は均一で針気はほとんどありません
粒度は#600~800といった感じです
鉋身は古い会津鉋、重則寸八
鋼は玉鋼と思われます



次は亀岡産の青砥ですが産地までは同定できないということです
石質は上の岡花産とはかなり違う感じです


柾目面(研ぎ面)の様子


反対側は手挽きの跡が・・



両側の様子



これも程よい硬さで
上の岡花産よりは緻密で、まったりとした研ぎ感です
粒度は#800~1000といったところです


これも針気はほとんどなく
上質の青砥です



次は京都梅ヶ畑・菖蒲産と思われる巣無しの巣板です
厚みがたっぷりとあり、立派なサイズです


研ぎ面(板目面)の様子
大理石のような透明感と冴えがあります


裏面の様子


両側の様子


かなり硬めですが良く反応し、硬さを感じません
滑走感があり研ぎやすい仕上砥です


HPで紹介している播州・日原大工の棟梁が持っていた
仕上げ砥によく似ていますが
こちらの方が硬めで、研ぐのは難しい感じです



菖蒲産の研ぎ上がり画像ですが
二番目に紹介した青砥で研いだ後に研ぎましたが
青砥の傷をいきなりこの仕上げ砥で消すのは
やや無理がありました
しかしながら、鋼はがねは鏡面に仕上がり
地鉄じがねの肌がクッキリと現れます





最後にこれも菖蒲産
層は「千枚」あたりでしょうか・・








これも硬めですが良く反応します
上に紹介したものよりも喰い付きが強く
やや研ぐのに苦労します



これは青砥の次にさらに粒度が細かい中砥(産地不明)を
かけた後に研いだので、研ぎ上がりは緻密で
文句なしの研ぎ上がりです


以上、サイズ、価格など詳しいことは
森龍次商店までお問い合わせを

2 件のコメント:

仁淀の小鮎 さんのコメント...

田中さん今晩は、早速に菖蒲巣板巣なしを購入してみました。
試し研ぎだから仕方ないのでしょうが、あのままだと上手く研げませんせんでした(^_^;)。
裏の側から平に成る様に直し、面直しして研いで見ました。
少し触る所も有りましたが素晴らしい砥石でした。
以後も参考にさせて頂ければ幸いです。

田中清人 さんのコメント...

コメントありがとうございます。
持って来られた砥石の研ぎ面がひどい状態のときは
こちらで面直しをすることもありますが
砥石紹介では研ぎ面については触れておりません。
無償のボランティアでやっていることなので
どうぞご了承願います。