2014年11月26日水曜日

森砥石さんが神前産仕上砥を持って来られました

森砥石さんが試し研ぎのため
新入荷仕上砥を持って来られました
今回は昔採掘された神前(こうざき)産仕上砥(層は戸前)
神前地区は森さんの地元で、京都府亀岡市にあり
神前産、岡花産など青砥の産地として有名な所ですが
以前は仕上砥石も採掘されていたそうです
一頃、神前産とされる巣板が市場に出回っていたことがありますが
森さんによると、神前では巣板が採掘された
ということは聞いたことがない、ということで
おそらく、森さんが採掘されている新田巣板を
森さんのところから仕入れた業者が
そのように思い込んだのではないか、と想像されます
 
今回、原石の状態で
大量に入荷したということです
今回持って来られたのはその中の一つ

反対面の様子

両側の様子

寸六鉋を研いだ状態
やや硬めでカチリとした研ぎ感ですが
よく反応し、強い研磨力があります

しかも研ぎ上がりはこのように
鋼(はがね)はピカリと光るほどに仕上がります
地鉄(じがね)は濃いめに曇りますが
研ぎ傷は緻密で、地肌の様子が
観察できるほどに研ぎ上がります
これで充分仕事で使えるレベルです
これには驚きました

研いだ鉋は古い鉋で銘は國行(国行・参照

仕上砥石が採掘されていた神前の山は
同じ仕上砥の採掘地である大内と八木ノ島の
間にあったということです(地図参照下さい
参考までに、上の画像の左は八木ノ島産の八木ノ嶋仕上砥
層は八枚近くのものと思われ、粒度はやや荒めですが
研いだ感じや研ぎ上がりは右の神前産とよく似ています
八木ノ島という地名は八木ノ嶋とも記述されますが
昔の地図でも両方の記述がなされています


次に、これも古い鉋で國家銘の寸八を研いでみました
YouTubeに動画をUPしましたので参照下さい

動画で最初に使ったのは
現在、中研ぎの主力で使っている
沼田虎砥とされるもの

粒度は#400といった感じですが研ぎ傷は浅い

次は先日紹介した産地不明の中砥

かなり緻密に研ぎ上がります

そして神前産・戸前

この鉋にも素晴しい威力を発揮し

鋼はピカリと光るほどに
そして地鉄は緻密に研ぎ上がります

以上、価格など詳しいことは
森龍次商店までお問い合わせ下さい

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