2015年1月5日月曜日

篠山刀剣会の様子 

昨年12月20日に行われた
篠山刀剣会の様子を紹介しておきます





鑑賞刀は五振り
最初に紹介するのは備前(岡山県)の古刀
鎌倉時代中期頃の無銘 「一文字」の太刀
「一文字」一派は備前刀を代表する刀工








茎(なかご)の様子




次も古刀、鎌倉時代後期頃の越中(富山県)「則重」の短刀
則重は正宗十哲の一人


茎と銘
地鉄には「則重」独特の肌(松皮肌)が見られる




次は鎌倉時代後期頃の相州伝の短刀
無銘 「正宗」
日本刀の代名詞とも言える名刀中の名刀


鎌倉時代の短刀によく見られる振袖形の茎
「正宗」完成期の茎の形状は舟形とされるが
振袖形の茎のものも確認されている
師の新藤五国光を踏襲したものか・・




刃中の働きは盛んで金筋も確認できるが
写真で捉えることが出来ないのが残念・・




次は江戸時代初期の名工
江戸の刀工「康継」の打刀


「康継」独特の地鉄に入った焼き
現代刀匠によると、かなり難しい技術らしい・・


茎と銘




これは江戸時代後期の名工「月山貞吉」による脇差
室町時代の応永備前を模したものだが
彫りの様式は「月山」一派の特徴が表れている


「月山」一派は彫りの技術も一流


銘は「月山貞吉造之」
添え銘として「嫡子貞一十六歳彫之」が刻まれている
このことから、刀身は父親の「月山貞吉」が鍛え
刀身彫刻は息子の「貞一」が行ったことが判るが
16歳でこのような彫りが出来るとは驚かされる・・




これは参考刀として展示されたもので
江戸時代初期、京都三品一門の代表的刀工
「伊賀守金道」の脇差






2 件のコメント:

源 信正 さんのコメント...

中心にあいた複数の孔。
いろんな方の手元にあり、大事にされてたんですね。
新年から素敵な御刀を拝見させていただきました。

田中清人 さんのコメント...

コメントありがとうございます。
由来書、伝来書もいろいろと付随しているようです・・