2015年11月28日土曜日

ストラディバリのチェロを使ったコンサート パブロ・フェランデス リサイタル 

昨日は隣りの三田(さんだ)市で行われた
Pablo Ferrandez 氏のチェロ・コンサートに足を運びました
期待以上に素晴しかった


鳥羽亜矢子さんのピアノも素晴しく
ブラームスのチェロ・ソナタを聴きながら
西洋の伝統音楽の深さ、重さというようなものに
しみじみと感じ入ってしまった

そして22日の伊丹での小ホールで聴いた
ヴァイオリンとピアノの演奏を思い出しながら、
今の自分の進んでいる道が間違っていないことを確認できた
これからは、さらにその道を確信を持って進むこと
これしかない・・

2015年11月25日水曜日

工房の様子 特注マンドラ Mandola

ここのところ、出事が多く
なかなか作業が進みません・・
以下の写真は数日分をまとめたもの
補強材とその接着




ネックの加工







背面の型枠を作っているところ


2015年11月21日土曜日

不思議な石

美しいPyrite黄鉄鉱をゲット
ロシアのウリヤノフスク産だということ

この石のような光景を若い頃、夢で見たことがある
それは夜の山で、麓の町の明かりのようなものが
このようにキラキラとたくさん光っていた
私は空を飛びながらその山から遠ざかっていくのですが
そのときに「サヨナラー、また会おうね~」と山全体が言うのです
とてもリアルな不思議な夢でした

それ以降、私は空を飛ぶ夢を見なくなりました


この石は、長いところが6cmくらいの
小さなものですが
その存在感はとても大きい


因みにこの写真の手前から2個もパイライトです


これはLabradoriteラブラドライト
青とオレンジ色系が交じったのは珍しい
この石はある一つの決まった角度でしか
この色に見えませんが
うまく光を反射させると別世界が現れます

2015年11月17日火曜日

工房の様子 セラック・ニス塗りとマンドラの響板

製作中の2台の特注ギター
もうじきニス塗り終了



こちらは特注マンドラ
サウンドホールの縁飾りには
Red Mallee材を使ってみました

粘りのある材質なので
逆目でも削りやすく
しかも刃物も傷まない


接着し

平に削る




ピックガードにも使いました




出来上がり

2015年11月14日土曜日

工房裏のアサガオ そして奥殿産 戸前 

秋が深まっていますが
なんだか暖かい日が続いていて

その影響か工房裏のアサガオがまだ咲いています



さて、こちらは今回手に入れた
京都梅ヶ畑奥殿産の戸前(仕上砥)

コッパですから驚くほど安価
幅があるので充分仕事で使えます

さっそく24mm幅の薄ノミを研いでみました
やや硬めですが、よく反応し
強い研磨力を発揮してくれます
さすが奥殿産といったところ・・

鋼Haganeは鏡面に研ぎ上がりますが
地鉄Jiganeには細かい傷が確認できます
これは研磨力の強い仕上砥に
よく見られることで、大平産や新田産の
硬口の仕上砥も同様の研ぎ上がりを
示すものが多いですね

見る角度によっては傷は見えにくくなります

また、鋼にはほとんど及んでいないので
仕事で使う分には何ら問題はありません 

2015年11月10日火曜日

今日の工房 マンドラの響板

工房の様子
製作中のマンドラの響板を
切り抜いたところ

材は30年以上寝かせた
ドイツ・スプルース



2015年11月9日月曜日

工房の様子 Red Mallee材

オーストラリア産のRed Mallee
という材のサンプルを手に入れました

早速、検査官が・・

全面に塗られているパラフィンを除去し

さっそく試し削り
粘りがあり重く堅い材ですが
削るのは比較的容易で
鉋の刃先が痛むようなこともありません

鋸のかかり具合も問題なし


削った感じはオリーブ材によく似ています

玉鋼の鉋を使ってみましたが
かなりの量を削っても
刃先はほとんど変化はありません

この材はこれから製作するマンドラ
ピックガードや装飾に使ってみようと思います


こちらは1週間ほど前の様子で
フレットを打ち込む準備をしているところです