2018年12月31日月曜日

山口榮吾氏の小冊子を入手

先日紹介した
紹介されている
山口榮吾氏が出された
小冊子を手に入れたので
少し紹介しておきたい
と思います





東郷鋼についての説明
会津鉋では東郷鋼0号は
左銘のものに使われた
というのは興味深い記述です
通常の鉋には
蓄音機印の鋼が使われた
となっています

参考までに
これは当時の東郷鋼の
ラベルだということです
外栄金物さんのHPから引用)


因みに
上の2枚の画像は
「会津手語り」で
紹介されているものですが
この左銘の重房と重延の
鉋も東郷鋼0号が
使われている
ということになります

これは出雲(島根県)の
田部家に残っている寛政八年
(江戸時代中頃)の文書

会津には農具を作るための
銑という道具が無かったため
近くの鉄の産地である
南部から取り寄せたが
品質が悪く、その上、陸路で
40km以上運ぶのは大変だった
そういったことなので
出雲で作られている銑を
内密に取り寄せてみたら
良質だったので以後は出雲と
取引きをするようになった
会津と出雲は距離が離れているが
船で運ぶことが可能なので
会津の漆、蝋、鉛、塗物、絹、
絹の晒布といった物産と
物々交換をすることになった
といった内容

2018年12月30日日曜日

玉鋼鉋と白紙1号鉋の削り音の違い

大掃除を終え

新年を迎える
準備ができました

工房では仕事を
進めていますが


ふと思い立って

同じ寸四サイズの鉋で
削り音の違いを
確認してみました
YouTube動画UPしました

左のアマレロ材の台が玉鋼
右の白樫台が安来鋼白紙1号

刃先は研ぎ立てではなく
荒削りでかなり使った状態で
白く摩耗しています
 
こちらはハードメープル材を
ガガリ鋸で挽いたところ

こちらは先日紹介した
会津手語りに掲載されている
明治44年当時の
会津刃物の価格表ですが
鉋の価格に興味が湧きます
特別上等鉋の寸八が
80銭ということは
現在の貨幣価値に置き換えると
1万円台といった
ところでしょうか・・


2018年12月28日金曜日

会津砥を使って会津鉋を研ぐ

砥ぎ動画UPしました

動画で最初に使ったのは
先日紹介した会津手語り
紹介されている
田島滝ノ原産と思われる中砥


程よい硬さで反応よく
研磨力あります

地鉄(じがね)に
やや荒めの傷が付きますが
鋼(はがね)には及んでいません

次に粒度が細かめの
青系の会津砥を使いました


やや目が締まっていますが
心地よく研ぐことができます

地・刃ともに緻密に研ぎ上がりました

仕上砥ぎは茨城県産の赤沢砥
使ってみました

美しい卵色の戸前です

やや柔らかめですが
研ぎ易く、研磨力あります

地・刃ともに微塵に
美しく研ぎ上がりました
地鉄の刃寄り、中央部に
異質な鉄が交じっていますが
鋼のように硬くはありません

会津鉋 初代重道寸四
鋼は玉鋼と思われます



Black Walnut
ウォルナット材を削ってみました
YouTube動画UPしました
片手削り

一枚刃ながら
逆目もきれいに止まっています

こちらは重長二寸
YouTube動画UPしました
スマホ片手に片手鉋かけ



2018年12月26日水曜日

会津刃物の真髄に迫る本「会津手語り」

会津刃物の真髄に迫る本
「会津手語り」が刊行されました! 
木工道具に興味をお持ちの方
必見! 
私の寄稿文も少し掲載されています
菊四変形判152ページ
¥2800+税
著者は、地元福島県の写真家
赤沼博志氏
豊富な写真の中から
以下、少し紹介しておきます
(著者の了解を得ております)
貴重な写真ばかりです
解説も大変興味深い内容














会津産の天然砥石(中砥)
会津砥についても言及されています


私の写真と寄稿文