2019年8月31日土曜日

アフリカンチェリー材をハイス鉋で削る

バロック・マンドリンの
背面リブとして使っている
アフリカン・チェリー材を
ハイス鉋で削ってみました
通常の木材を
ハイス鉋で削ると
かなり重いのてすが
このチェリー材は
ほとんど削りの重さを感じません
不思議です

荒削りなので
深い逆目は完全には
止まっていません

リブを接着

ゴム紐の検査

2019年8月30日金曜日

龍の彫刻と貝殻龍

リサイクルショップで
見付けた龍の彫刻
年輪が見えている部分が
欠落していて

ここに何か乗せると
おもしろそうなので

いろいろと乗せてみた




どれも捨て難い・・

ついでに
龍のような貝殻に

龍のフィギュアの
頭を差し込んでみた

なかなか迫力がある

パイライト・黄鉄鉱に
乗せてもよい・・



端材のオブジェに乗せて・・
動画UPしました

2019年8月29日木曜日

秋の気配

ブドウの産地では
テントを張った販売所が
見られるようになりました
秋の気配を感じます

これは本物のブドウではなく
玉gyokuで作られたものです

こちらは水晶のピラミッド



朝は涼しさも感じ
朝露も見られるように
なりました


これも朝散歩をしていて
道に転がっていたもの
アブラゼミの死骸かと
思って持ち帰り
寿山石で彫られた蝉と
一緒に写真を撮った

その後、日光が当たって
温度が上がると
ごそごそと動きだしたので

工房裏の木の茂みに

2019年8月28日水曜日

昔の職人の鑿痕 そして初めて使う材

これは詩人・俳人の
故・安東次男氏が
著書の拾遺亦楽で紹介している
藤原時代の仏像の残片

きょうみ深いのは
裏側の鑿・ノミの削り痕

外丸鑿で叩きながら
彫っていった痕が
鮮明に残っています
藤原時代(平安時代後期)の
仏像職人の鑿さばきが
生き生きと伝わってくるようです

こちらは工房の様子
製作中の4コース
バロックマンドリン
のもう1台の方は
背面リブにアフリカン・チェリーを
使ってみようと思います
初めて使う材です

こういった初めての材は
手作業で加工をしていき
その材の性質を体で
感じることが大切です

窓鋸で製材しているところ

鉋をかけてみました
材質はドッシリと重い感じで
カチリとした堅さがありますが
鋸挽きや鉋かけは比較的容易でした

深い逆目も止まります
YouTube動画UPしました

曲げも容易でした

2019年8月26日月曜日

early mandolin 初期マンドリン


マンドリンの歴史を
少し調べてみたら
16世紀~17世紀頃は
4単弦のマンドリンも
あったようですね



バロック時代のマンドリンは
4コース、5コース、6コースがあり
複弦が一般的で
時として単弦も見られる
と説明されています

これは4コースですが
リュートのように
1コースだけ単弦です
ルネサンス時代から
バロック時代中頃まで
マンドリンも
リュートのように
指で弾かれていたようです
その後、バロック時代後半頃から
ピック Plectrum で
弾かれるようになり
1コースも複弦になったものと
思われます
ピックはルネサンス時代の
チェンバロの弦を
撥弦するための鳥の羽と
同様の素材が使われていた
ものと想像されます

これは5コースで
1コースは単弦

これはヴァイオリン製作で有名な
ストラディヴァリが
作ったマンドリン
5コース複弦


4コース複弦のものも存在します

これは18世紀の
6コース複弦のマンドリン

4コースと5コースマンドリンの調弦

18世紀頃もピックは鳥の羽が
使われていたようです

こちらは製作中の
4コース・バロックマンドリン

背面リブの接着
少しずつ進んでおります

タイトボンドで
接着したところ

これは朝の散歩のときに
見付けた霊芝



なかなかの大きさです