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2023年12月30日土曜日

小振りの刃物研ぎ そして太鼓を叩く天使

 

小振りの刃物研ぎ14丁


こちらは古いイタリアの土産物
太鼓を叩く天使

こういった絵も
15世紀に描かれている

日本で言えば
雲中供養菩薩のようなものか・・




謎解き鳥獣戯画なる本を買ってみた
新潮社のトンボの本は内容はいいのに
装丁が自分の趣味に合わないので
いつも買うかどうか迷う
今度のものもカバーが気に
入らないので外したが
トンボの本は中身の表紙も
殺風景なので・・自分で書いた

見返し部分

12世紀〜13世紀に描かれたとされる
鳥獣戯画は甲乙丙丁と四巻あり
甲巻きが有名だが
他の巻きもいろいろ興味深い
甲巻きと丙巻きに描かれている
カエルは作者が違うような気がする


乙巻きにはこのようなものも
描かれている


因みに、この猫は
レンブラントが描いたもの
餌の器には骨しか入ってないせいか
機嫌が悪そう・・

2023年12月18日月曜日

デコピン そして弥勒菩薩

 

京都にある広隆寺は
7世紀に聖徳太子のブレーンであった
秦河勝hata-no-kawakatsuが
建立したとされていて
これまでに2回焼失している、とされている
一説によると、元々の広隆寺は窓がなく
大きな入口が一つだけの構造で
中には景教の黒い十字架が
一つ置かれていたらしい
それを裏付けるように
広隆寺の弥勒菩薩像の右手の指の様子は
中国の敦煌で発見されている
景教の大司教画と同じで
またキリスト教のキリスト画にも
同様のものが見られる
聖徳太子と秦河勝は
キリスト教ネストリウス派ともされているが
それを裏付けることでもあるのか・・・
はたまたデコピンの元祖か

中国敦煌壁画 景教の大司教


大谷翔平くんの愛犬の名はデコピン


2023年12月14日木曜日

有元利夫の銅版画 そして奴奈川姫


有元利夫のエッチング

同じ版で作られたもの
表現の違いが興味深い

これは九州の最北端に位置する福岡県の志賀島shika-no-shimaから江戸時代に発見されたとされる金印。「穴師兵主神anase-hyozu-no-kami の源流」という本に目を通していたら、万葉集の「ちはやぶる 金の埼を 過ぎぬとも 吾は忘れじ 志珂の皇神」という和歌が紹介されていた。
この金が金印のことだとしたら、話がややこしくなるが、万葉集が成立した8世紀頃に、すでに志賀島に金印が存在していたことが一般的に知られていたとも捉えることができるのでは・・


このことは翡翠hisuiで作られた勾玉magatamaにも言え、昭和の初め頃までは日本の古代遺跡から出土する翡翠は海外からもたらされたもので国産のものではないとされていました。
それが、万葉集にある歌「渟名河(ぬなかは)の 底なる玉 求めて 得まし玉かも 拾ひて 得まし玉かも 惜(あたら)しき君が 老ゆらく惜(を)しも」から翡翠は日本にも産するのではないかと推測され、新潟県の糸魚川で翡翠の原石が発見されたのです。
現在では兵庫県や長崎県からも産出することが分かっています。




奴奈川姫像
上に紹介した万葉歌の渟名河は
奴奈川とも書かれ
奴奈川姫は中国の神仙思想に
登場する西王母
と同一とする説もあります

wikipediaで紹介されている
西王母

銅鏡にも鋳込まれている

2023年12月5日火曜日

蚩尤と神武天皇などの容貌

兵庫県によく見られる兵主神社hyozu-jinjaの祭神である兵主神hyosu-no-kamiは中国の武神である蚩尤shiyuであるとする説は以前紹介したことがあります。
五帝本紀」では蚩尤は最も乱暴な武士で、鉄沙をもって兵器を作り、黄帝軍をさんざん悩ました、と記述されているほどですから、武神でもあり、鉄の神とされたのは当然かもしれません。

「穴師anase兵主神の源流」の
著者、皆神山すさ氏は
蚩尤はシュメール語のシムグが
源であるとし、朝鮮では朱蒙
であるとしています。

蚩尤の容貌
Wikipediaから引用

このような図もある

上に紹介した蚩尤は異様な容貌をしていますが、先代旧事本紀には
人皇・天皇の容貌が書かれていて、
初代天皇の神武天皇は身長が3m以上あり、頭に9cmほどの角があり長い尾も生えている。
また、二代目の綏靖suizei天皇には背中にウロコがあり、怒ると逆立つ。
七代目孝霊天皇は顔が長く龍のようで耳は逆立ち、その耳の後ろに白い鱗(うろこ)がある。また、胸にも9枚の鱗があり、その九つの隙間から気を放っている。
十代崇神天皇は身長は1m90cm。額に10cmほどの青い角が1本ある。
下アゴの歯は長く鋭く上アゴの歯は短く丸く舌は長く鼻にまで届く。
十一代垂仁天皇は身長1m80cm。髪は右曲がりに頭を9周するように生え、
頭頂部で輪のように巻いている。
また、両脇の下には金と緑の羽を持ち、
肘にも同じような羽が根ざしていた。
とあります。

人皇16代・応神天皇の容貌。身長3mほど、目は弓を張ったような形、
胸に72本の牛の尾のような青毛があり、
長さは馬の尾の如し。

人皇17代・仁徳天皇の容貌。身長2.7m、耳は眉の上あたりから口の下に垂れ、
足の指は長く手の指の如し。
これらの記述を見ると蚩尤や神武天皇などはレプタリアン系の
宇宙人のようにも思えます。
以上のことは古事記や日本書紀には書かれていませんが、不思議なことにサルタヒコの容貌は日本書紀に「鼻の長さは七咫(ななあた)、背(そびら)の長さは七尺(ななさか)、目が八咫鏡(やたのかがみ)のように、また赤酸醤(あかかがち)のように照り輝いている」と記されています。
この記述は先代旧事本紀のサルタヒコの記述とほぼ同様なのです。
これはいったいどういうことでしょうか・・

2023年9月11日月曜日

縞黒檀オブジェ そしてカマキリの顔


縞黒檀の端材でカマキリ・オブジェ
カマキリの顔はぜったいコレや
と自信満々で作ったら
あらま逆さまでした・・トホホ



仕方がないので
双子の栗でも乗せておこう


端材の元
筑前琵琶の撥Bachi
仕上げ磨きを終え
乾かしているところ
あと数日で完成 

さてこちらはシチリアの
トリナクリア(三脚巴tomoe)と

日本の三巴mitsu-domoe

あるいは八咫烏yatagarasuとの
共通項に興味が湧く



マン島の紋章、何故かカラスが・・

また、船の先端に止まって
水先案内をしているかのような鳥が
描かれたモチーフが
紀元前15世紀頃の
古代エジプトの墓の壁画と

6世紀の日本の古墳の壁画に
見られる不思議
八咫烏は神武天皇が東遷した際に
伊勢(ise三重県)から
橿原(kashihara奈良県)まで
道案内をしたとされている

2022年8月5日金曜日

毛越寺鉄樹と三星堆神樹 そして鹿踊り


岩手県にある毛越寺
伝わる鉄樹

紀元前2000年頃の
中国三星堆遺跡から
出土している神樹に
似ているところに
興味を惹かれる


こちらも三星堆遺跡から
出土している神樹
高さは4m 近い大きさ

三星堆遺跡から
出土している面の
レプリカ

ラッキョウくんが
痩せ細ってしまった・・

別のレプリカ

この鉢巻のようなものは

出土している
神官とされる像にも
あるのが興味深い

正面

ねじり鉢巻きもある・・

また、三星堆遺跡からは
このような金杖kinjoも
出土しています

柄の部分に双魚紋が
刻まれています

双魚紋は雛人形の
魚袋gyotaiにもあり

古墳からも出土しているのです


また白鳳時代に創建された
薬師如来像の足の裏にも
刻まれているのです

最初に戻りまして
こちらは毛越寺のある
岩手県平泉近辺で行われている
鹿踊りshishiodori
岩手県で行われている
鹿踊りは130以上あるのだそうで
そのことだけでも
驚かされてしまいます
その一例(YouTube動画

また、以前のブログでも
紹介しましたが
同様の鹿踊りは