2016年9月2日金曜日

工房の様子

特注ギター2台分の補強材

荒削り

中削り

仕上げ削り



出来上がり

裏板の補強材
接着面を仕上げていく










裏板の膨らみ具合

軽く押さえてピッタリ合うように仕上げる



下拵え完了

接着


こちらは響板の薄板補強材を
仕上げているところ


接着完了



接着作業をするときは
できるだけ湿度を下げておく


2016年8月30日火曜日

2台の特注ギター 製作状況

響板の表面仕上げを行っているところ

荒削りに使ったのは羅生門銘・寸六
鋼Haganeは特殊鋼(ヤスキ鋼青紙か)
かなり強靭な刃先で手持ちの中では
トップクラスの永切れを発揮してくれる
砥ぎ上げた際の刃先は乱れているが
楽器製作に使うには問題なし
刃先が細かい櫛刃状になっている影響か切れは軽快

長年寝かせたスプルースは、木細胞のミネラル分が
結晶化している影響(石気)か
通常の鉋だとあっという間に刃先が
磨耗してしまうが、この羅生門・寸六は
2台分の響板を荒削りしてもまだまだ刃先は健全
これには驚かされる

仕上げ削りに使ったのは
使った鉋は古い会津鉋




ここからはサウンドホールの縁飾りの部品を
作っているところ











サウンドホールの位置を決める






タイトボンドで接着




接着後
平に削っていく


仕上げ削りに使ったのは
古い会津鉋、重正・寸八

刃先は砥ぎ角度を修正中で、3mmほどを
約28度で砥ぎ上げている

鋼Haganeは玉鋼と思われる
手持ちの寸八鉋の中では
トップクラスの永切れを発揮してくれる




縁飾り出来上がり