2019年1月13日日曜日

江戸時代の鋸と鉋



昭和49年に新建築社
から出版された本
日本の古来からの
大工道具に関する絵が
紹介されています

これは江戸時代初期の
川越三芳野天神縁起絵巻
に描かれたもの
初めて見る鋸・・

金切り鋸のように
弓が付けられています

これも同じ絵巻に
描かれたもの

鉋を研ぐ際の
持ち方に興味が沸きます

これは鉋刃を出しているところ
と思われますが
台尻を叩いている
のでしょうか・・

こちらでは押して
鉋削りをしています

これは江戸時代中頃に
描かれたもの
この絵では鉋を引いて
使っています


鋸は木葉型ですね

犬が描かれていて
微笑ましい

2019年1月12日土曜日

ベルギー産仕上砥でハイブリッド全鋼鑿を研ぐ

ベルギー産仕上げ砥石で
ハイブリッド全鋼ノミを
研いでみました
YouTube動画UPしました
よく反応し

研ぎ上がりも
文句ありません


使った砥石
左から人造砥石・研承1000→
会津砥→ベルギー産仕上げ砥

ついでにハイスHSS全鋼小刀も
研いでみました
YouTube動画参照下さい

ハイス全鋼刃物にも
よく反応し、研磨力もあります



2019年1月10日木曜日

奥殿蓮華巣板と奥乃門白巣板

Okudo suita と
Okunomon suita を
貼り合わせた仕上げ砥石

こちらは奥乃門産白巣板
YouTube動画UPしました


反対面の奥殿蓮華巣板


研いだ鉋は
昨日、ベルギー産仕上げ砥石で
研ぎ上げたものと同じ
羅生門寸六

2019年1月9日水曜日

ベルギー産の天然仕上げ砥石

ベルギー産の仕上げ砥石を
手に入れてみました

さっそく試し研ぎ
この天然砥石には
ガーネット成分が40%ほど
含まれているということで
研磨力に期待したいところです
ということでハイス鉋を研いでみました
砥ぎ動画参照下さい

粉末ハイス鉋(身幅55mm)
を研いでみましたが
1分程度で中砥の砥ぎ傷を
消すことができました
かなり研磨力があり
研ぎ上がりも緻密です
日本の仕上砥でHSS鉋を
このように砥ぎ上げることができるのは
あまり見当たりません
 
切れが止んだ状態から研いだので
左端の人造中砥
研承1000番から使い
粗め天然中砥・戸沢砥→
細かめ天然中砥・会津砥→
ベルギー産仕上げ砥

次にヤスキハガネ青紙1号の
寸六鉋を研いでみましたが
これも1分ほどで、このように
研ぎ上がりました

銘は羅生門

そしてこれは燕鋼の鉋
身幅55mm


ベルギー産天然仕上げ砥石で
砥ぎ上げた羅生門寸六で
ローズウッドを削ってみました
YouTube動画参照下さい
スマホ片手の片手削りです


逆目も完全に止まっています

2019年1月7日月曜日

八咫鏡のこと


春日権現験記を
ちょっと調べようと思って
群書類従を入手
パラパラめくっていたら
三種神器の一つである
八咫鏡(ヤタの鏡)の図があった

八咫については諸説あるが
先が八つに分かれた模様がある鏡
と図で説明されているのは
説得力がある
寸法には習わしがある
と説明されているが
記載はされていない

この図の右下
辺津鏡(ヘツの鏡)は
八咫鏡と同様の模様に
なっているのが興味深い

日矛鏡(ヒボコの鏡)というのは
知らなかった

因みに、これは
矢野祐太郎が写し取ったとされる
皇室に保管されている八咫鏡
ヘブル文字とも、日本の古代文字とも云われている

これは福岡県飯塚市にある
立岩遺跡から出土している銅鏡
八咫模様と、その部分に
古代文字が鋳込まれている