から出版された本
日本の古来からの
大工道具に関する絵が
紹介されています
これは江戸時代初期の
川越三芳野天神縁起絵巻
に描かれたもの
初めて見る鋸・・
金切り鋸のように
弓が付けられています
これも同じ絵巻に
描かれたもの
鉋を研ぐ際の
持ち方に興味が沸きます
これは鉋刃を出しているところ
と思われますが
台尻を叩いている
のでしょうか・・
こちらでは押して
鉋削りをしています
これは江戸時代中頃に
描かれたもの
この絵では鉋を引いて
使っています
鋸は木葉型ですね
犬が描かれていて
微笑ましい
ベルギー産仕上げ砥石で
ハイブリッド全鋼ノミを
研いでみました
よく反応し
研ぎ上がりも
文句ありません
使った砥石
左から人造砥石・研承1000→
会津砥→ベルギー産仕上げ砥
ついでにハイスHSS全鋼小刀も
研いでみました
ハイス全鋼刃物にも
よく反応し、研磨力もあります
Okudo suita と
Okunomon suita を
貼り合わせた仕上げ砥石
こちらは奥乃門産白巣板
反対面の奥殿蓮華巣板
研いだ鉋は
昨日、ベルギー産仕上げ砥石で
研ぎ上げたものと同じ
羅生門寸六
ベルギー産の仕上げ砥石を
手に入れてみました
さっそく試し研ぎ
この天然砥石には
ガーネット成分が40%ほど
含まれているということで
研磨力に期待したいところです
ということでハイス鉋を研いでみました
粉末ハイス鉋(身幅55mm)
を研いでみましたが
1分程度で中砥の砥ぎ傷を
消すことができました
かなり研磨力があり
研ぎ上がりも緻密です
日本の仕上砥でHSS鉋を
このように砥ぎ上げることができるのは
あまり見当たりません
切れが止んだ状態から研いだので
左端の人造中砥
研承1000番から使い
粗め天然中砥・戸沢砥→
細かめ天然中砥・会津砥→
ベルギー産仕上げ砥
次にヤスキハガネ青紙1号の
寸六鉋を研いでみましたが
これも1分ほどで、このように
研ぎ上がりました
銘は羅生門
そしてこれは燕鋼の鉋
身幅55mm
ベルギー産天然仕上げ砥石で
砥ぎ上げた羅生門寸六で
ローズウッドを削ってみました
スマホ片手の片手削りです
逆目も完全に止まっています
春日権現験記を
ちょっと調べようと思って
群書類従を入手
パラパラめくっていたら
三種神器の一つである
八咫鏡(ヤタの鏡)の図があった
八咫については諸説あるが
先が八つに分かれた模様がある鏡
と図で説明されているのは
説得力がある
寸法には習わしがある
と説明されているが
記載はされていない
この図の右下
辺津鏡(ヘツの鏡)は
八咫鏡と同様の模様に
なっているのが興味深い
日矛鏡(ヒボコの鏡)というのは
知らなかった
因みに、これは
矢野祐太郎が写し取ったとされる
皇室に保管されている八咫鏡
ヘブル文字とも、日本の古代文字とも云われている
これは福岡県飯塚市にある
立岩遺跡から出土している銅鏡
八咫模様と、その部分に
古代文字が鋳込まれている