2013年1月7日月曜日

会津鉋 重時銘寸六を研ぎ上げました

昨日紹介した重時銘の会津鉋寸六を研いでみました

かなり強靭な鋼で
研ぎ上げた感じでは、ハイス鋼や燕鋼よりは
艶が光るので、おそらく東郷ハガネと思われます
現在出回っているものでは
安来鋼の青紙スーパーに似ています




研ぎ角度が24度ほどとギター製作で使うには
低すぎるので、刃先から6mmほどを26度~27度に
角度修正をしました


こちらは裏金
これにも同様の鋼が鍛接されています



その後の試し削り


2 件のコメント:

源 信正 さんのコメント...

切れ味を早く知りたいものです。
磨ぎ上がりの地肌をルーペで覗きたいな~。
錆の具合を見てると、ちょっと赤ポイ様な気がします。
東郷はがねの錆はもう少し黒ぽいような気がしましたが・・・・

楽器製作家 田中清人 さんのコメント...

地鉄の様子が分かりやすい画像を
1枚追加しました。
別ウィンドウで開くと大きな画像が見られます。
研いだ感じや研ぎ上がりの様子から
おそらく東郷ハガネと思われます。
東郷ハガネといっても様々な種類がありますが
おそらくレイ号あたりかなという印象を受けます。
http://www.photohighway.co.jp/AlbumTop.asp?key=831319&un=77293&m=0
研ぎ上げた状態でやや刃先にこぼれがありますが、
荒研ぎの影響かもしれませんし
これはもう少し研ぎ進めてみなければ
何とも言えない感じです。