2017年1月5日木曜日

工房の様子 古い琵琶の修復

欠落していた天神部、出来上がり

その他、部品を作っていく

















本体部、完了
この後、糸巻きと撥を作る

2017年1月3日火曜日

河野甲さんの作品 人と自然の博物館


今日は午後からちょっと三田Sanda市まで
人と自然の博物館に足を運びました



いま、革工芸作家の河野甲さんが手がけた
カタツムリの作品が展示されています



カタツムリの殻は河野さん自ら採集した本物で
胴体(軟体部)は河野さんが樹脂で作ったもの
軟体部のヌメリ感には驚かされる・・



日本には約800種類のカタツムリが生息しているらしい
このうち河野さんはこれまで何種類採集し
再現されているのだろうか・・

これは河野さんの得意分野、革による作品


カタツムリが展示されているフロアには
河野さんがこれまでに博物館の依頼で制作した
デッカイ昆虫たちが常設展示されている
これにも驚かされる





せっかくだから他の展示物も少し紹介
これは丹波竜






アメリカマストドンの化石レプリカ

レプリカとは最後まで気付かなかった・・

様々な木材も展示されていた

隕鉄
素晴しい

でっかいアンモナイト

でっかいコウノトリの巣

ミュージアム・ショップでゲットした
アンモライト(虹色に輝くアンモナイトの化石)
奥は水晶の結晶に高温状態で金やチタンをコーティグした
現代ならではの技術で出来上がった
レインボー・クラスター

長さ4cm程度の小さな欠片だが
その存在感は素晴しい

2017年1月1日日曜日

初砥ぎ そして初ガチャポン


新年明けましておめでとうございます
本年も宜しくお願いいたします

今年の初ガチャポン

左は「鳥獣戯画」シリーズ
右は「ぷちまる・ひげまんじゅう」
シリーズ




これは一昨日紹介した
焼き入れ・焼戻しをやり直した
古い会津鉋、重上・寸六
身幅約65mm


グラインダーで荒加工をした状態から

シャプトン・刃の黒幕320で砥ぎ
次は天然砥石の中砥、粒度600番ほどの
沼田虎砥
そして粒度1000番ほどの
浄教寺砥Jokenji-to
中砥ぎの最後に粒度1500番ほどの
寺中砥Jichu-toで研いだ後

この画像の砥石、滋賀県高島
相岩谷Aiiwatani産の
仕上砥石で砥ぎ上げました 

砥ぎ上げた状態
仕上砥としては荒目なので
ぎりぎり焼きが入っている状態の
この鋼haganeは
通常の鋼のようにピカリとは
光っていません
刃角度は約28度

刃先の拡大画像(倍率は約100倍)
この状態を見ても、鋼の焼きはぎりぎり
入っている印象を受ける

刃切れの部分
拡大するとかなり大きな亀裂に見える
これを鉋として使った場合、どうなるのか
たいへん興味が湧く

最後に紹介した砥ぎ動画で使った砥石
左から沼田・虎砥(粒度約600)
その右は福井県産浄教寺砥
(粒度約1000)
そして中砥ぎの最後として使った
福井県産寺中砥(粒度約1500)
右端は滋賀県高島・相岩谷産の仕上砥
上は裏専用の仕上砥
梅ヶ畑・中山産硬口

砥ぎ動画をYouTubeにUPしました

後日、砥ぎ上げた鉋身を台に挿げ
使ってみましたが、以前とほとんど
変化はありませんでした
これまでの経験から、こういった
状態のものはこれ以上改善することは
無理なので断念しました
残念・・