ここ丹波篠山では
アジサイがようやく満開となりました
工房の入り口に置いている
私の肥しの一部を紹介・・
石仏の欠片ですが
なかなかのものです
彫刻をするときのよい参考となります
こちらは塼仏(せんぶつ)
時代は判然としませんが
これはおそらく木の型で作られたものだと
思われますが、この型を作った人を尊敬します
他にもいろいろとありますが
こうして改めて見てみると
石のものが多いですね・・
台に挿げました
あとは押え金を収めて
台の削り面の当たりを調整すれば出来上がり
明日さっそく仕事で使ってみます
鋼が鍛接されて素延べされた
鉄板を手に入れ
四方反り小鉋の身と刃幅10mmの
小刀を自作することにしました
鋼(はがね)は安来(やすぎ)鋼の白紙1号
白紙1号は2号よりも炭素分が多いということです
これらをヤスリやグラインダーを使って
形成した後、焼き入れを行います
紀元前4世紀の
アレクサンドロス3世が
身に付けている鎧と、およそ700年後(5世紀)の
日本の古墳に副葬されている鎧が
よく似ていることに注目
この事と、6月21日に発表された
京都の古墳から出土したガラス玉の成分が
帝政ローマのものと同じというのは
どこかで繋がっているような気がするのです
玉鋼小刀でギターのネックを
荒削りしてみました
切れ味よく、ネック削りにも充分使えます
兵庫県三田(さんだ)市にある
ギャラリー「けやき」で行われている
近藤明展に足を運びました
手回しオルゴールを持って行ったら
近藤さんがえらく気に入ってくれ
ぜひ作ってみたいということでした
ということで拙作のものを
見本として預けてきました
これは10年ほど前に手に入れていた
近藤さんの作品ですが
このようなものが手回しオルゴールに
なるのでしょうか・・
夢が膨らむ作品に期待できそうです
手回しオルゴールの演奏が終わったシートを
うまく収める方法がないものかいろいろと思案し
結局このようにしてみました
苦肉の策・・
ついでに今日作ったオブジェを紹介
これは知人が作った陶芸作品と
化石を組みあわせたもの
製作中の手回しオルゴールが完成しました
頂上に乗せるものは付け換え可能
これはラピスラズリの球
地球のような模様が入っているもの
焼物の小鳥
オニキスのピラミッド
ウニの殻
蝶の模様が施された真鍮製置物
七宝焼きのようなものです
こんなんはどうでしょうか・・
新作の33弁手回しオルゴールを
試運転してみました
編曲はペピート・オルゴール工房を
乞うご期待!
接着後の縁飾り(バインディング)の
この小刀は平造りの日本刀のように
両面が内側に反っているので
このような曲面を削るのに適しています
しかも先端が反っているので
刃先で傷付けることがありません
これは重宝します
これ以外のところは反り鉋と平鉋で削り
その後スクレーパーで仕上げます
今日の作業
製作中の2台の特注ギターの
縁飾りを入れ
33弁の手回しオルゴールの
ムーブメントが届いたのでセットしました
明日には試運転ができると思います
端材のオブジェを4点作りました
これはいつもの合掌
今日は
ラプレヴォット・タイプの
ヘッドとボディを接合
これはネックのヒール部分
このように接着
膠(ニカワ)で接着した状態
ヒールを荒仕上げし
ボディと接着
これは仮接合した状態
この後、膠で接着
この作業は、昨年
33弁の手回しオルゴールは
色付けを終えました
フタにこういうのを付けても
おもしろいかも・・
これは沖縄近辺の
ウニらしい・・
美しい色と形ですね