小振りの刃物研ぎ14丁
こちらは古いイタリアの土産物
太鼓を叩く天使
こういった絵も
15世紀に描かれている
日本で言えば
雲中供養菩薩のようなものか・・
謎解き鳥獣戯画なる本を買ってみた
新潮社のトンボの本は内容はいいのに
装丁が自分の趣味に合わないので
いつも買うかどうか迷う
今度のものもカバーが気に
入らないので外したが
トンボの本は中身の表紙も
殺風景なので・・自分で書いた
見返し部分
12世紀〜13世紀に描かれたとされる
鳥獣戯画は甲乙丙丁と四巻あり
甲巻きが有名だが
他の巻きもいろいろ興味深い
甲巻きと丙巻きに描かれている
カエルは作者が違うような気がする
乙巻きにはこのようなものも
描かれている
因みに、この猫は
レンブラントが描いたもの
餌の器には骨しか入ってないせいか
機嫌が悪そう・・
修理依頼を受けた薩摩琵琶
柱juを取り換える
こちらは
18世紀マンドリンの修復
貝装飾の欠落部品を
糸鋸で挽き出したところ
このように象嵌する
嵌め込み完了
以前修理された
フレット位置がズレているので
この部品の表板を再度取り換え
黒檀フレットで17フレットまで
延長する
ご近所さんから
ツバメの巣を貰った
これは天蚕tensanの繭
突風で飛んできた
工房に飾った
そしてこれは
ピアニスト、フジコ・ヘミングさんの絵
自身のコンサートのポスターに
使われている
父は画家であり、建築家でもあった
スウェーデン人
母親は日本人ピアニスト
ベルリン生まれで、今年91歳
瑞々しい感性が溢れている
12年前に手に入れた昔の鉋
ベタ裏が顕著になってきたので
自分で裏透きをやった
裏透きに使ったのは
刃物研ぎ用ディスクグラインダー
鋼haganeは玉鋼
地鉄jiganeは日本鉄か
以下は江戸時代後期の絵師
葛飾北斎の絵手本から
この図の経政は経正とも書かれる
平家物語に登場する
平経正taira-no-tsunemasaのこと
琵琶の名手としても知られている
琵琶を持つ弁天様の眷族kenzokuは龍
ということから龍の化身とされる
蛇が琵琶の付き物とされている
琴を弾ずる諸葛孔明
昆虫いろいろ
蛙
ヤドカリ
小栗は小栗判官のこと
馬術の名手とされている
馬のたてがみと尾の先端の毛の様子
から馬が碁盤に飛び乗った
瞬間と思われる
京都にある広隆寺は
7世紀に聖徳太子のブレーンであった
秦河勝hata-no-kawakatsuが
建立したとされていて
これまでに2回焼失している、とされている
一説によると、元々の広隆寺は窓がなく
大きな入口が一つだけの構造で
中には景教の黒い十字架が
一つ置かれていたらしい
それを裏付けるように
広隆寺の弥勒菩薩像の右手の指の様子は
中国の敦煌で発見されている
景教の大司教画と同じで
またキリスト教のキリスト画にも
同様のものが見られる
聖徳太子と秦河勝は
キリスト教ネストリウス派ともされているが
それを裏付けることでもあるのか・・・
はたまたデコピンの元祖か
中国敦煌壁画 景教の大司教
大谷翔平くんの愛犬の名はデコピン