2024年7月30日火曜日

マンドリン製作 ブリッジ接着 ニス塗り

 

製作中のバロックマンドリン
ブリッジを着色
これからニス塗りにかかる


こちらは18世紀マンドリン
背面に着色した状態


シェラックニス塗りを終えた状態
木の質感を残し
できるだけ薄い塗膜で仕上げ


この後フレットを打ち込む

2024年7月28日日曜日

18世紀マンドリン 背面リブのスキャロップ加工

 

製作中の18世紀マンドリン
背面リブのスキャロップ加工
豆四方反り鉋削り



豆鉋が及ばないところは
内丸彫刻刀を使う

晴れるや工房作品
石に描かれた猫
素晴らしい!



ポポーの実にアマガエル

葉には空蝉utsusemi
蝉の脱け殻

2024年7月27日土曜日

幕末下級武士の絵日記

 

江戸時代末
文久bunkyu元年(1861年)
から二年にかけて
忍oshi藩(埼玉県)の
下級武士であった
尾崎石城sekijoは
絵が達者だったので
絵日記を書いている
その中から
文久二年四月九日の日記を紹介
夜、相談事があり知人の家を
訪ねるのだが
急な訪れにもかかわらず
酒と料理でもてなしてくれ
近所から赤貝まで届く
結局、ワイワイ、ガヤガヤと
夜中の12時過ぎまで
賑やかに過ごしている
またその家には大きな赤犬が
室内で飼われていて
名前は福という
この犬は家人同様に室内に居る
と日記に記されているのには
驚かされる

文は「今日はさけにて肴魚なしとて奴とうふ、海苔やきて酒出たるに、夜に入り近隣よりあさらけき赤貝送り来る。幸なりとて夫を料理し、また興を添て酌。此室と江都の事とも語談し夜の更るもしらず九つ(12時)に至りて辞しぬ。思ひくまの中々なきものを、あわれに犬の恩をしりりける。と古人の詠あり。此宿にも赤犬の大きなるを飼置、予かたはら迄もすすみ入りて家人のごとし。」

同じ頃、幕末から明治にかけての絵師
井上安治yasujiの版画

井上安治の師
小林清親kiyochikaの版画
どちらも明治時代の空

こちらは現代の
丹波篠山の空


2024年7月24日水曜日

18世紀マンドリン製作 響板とネックの加工


18世紀マンドリン製作
ネックの装飾加工

畔挽鋸


彫刻刀で彫る

このように接着し
余分を削り取り平らにして
出来上がり


こちらは響板の貝装飾の準備


市販の貝シートでは
広さが足りないので
原貝から切り出す


小さい方は厚みを調整すると
薄くなり過ぎる感じなので
1枚予備を作った

厚みの調整



糸鋸でカット

このように象嵌する


嵌め込むところを彫っていく

2024年7月21日日曜日

藤田美術館 曜変天目茶碗

 

藤田美術館の曜変天目茶碗





これは先般入手したもの

同じものを違った光の当て方で撮影

七夕に因んだ掛け軸

唐織の着物

枕草子絵巻部分






大阪市内の様子

丹波篠山到着