ギター製作家の視点
撥弦楽器製作家・田中清人の仕事、 趣味に関するブログ
2011年2月5日土曜日
平田家文書 その4
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HPの「 京都伏見の 鋸鍛冶について 」 で紹介しているように 江戸時代になって刀剣の重要が減少したため 他の鍛冶職に転向をした刀工も多かったようです おそらく平田家もそうだったと思われるのは 文書の端々に、平田家が 二条城の御用鍛冶を務めていることを したためてい...
2011年2月4日金曜日
平田家文書 その3
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津山藩 (岡山県) の藩工である 刀工多田金利の 文化六年 (1809年) の日記によると、 依頼があれば 刀以外の金物も打ち、修理も 行っていたことが分かります 日記には、 「燭台 (ロウソク立て) 拾六(16点)」 「心切り (ロウソクの芯を切るハサミ) 七つ」 「手燭六...
2011年2月3日木曜日
やっと見つかりました・・謎の仕上砥
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一昨年の12月23日に紹介した 謎の仕上砥( 参照 )と同様のものに やっと出合うことができました その砥石を紹介する前に 今回新たに手に入れた天然中砥の 沼田砥を見ていただこうと思います この中砥もたいへん優れているのです 沼田砥は群...
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2011年2月2日水曜日
平田家文書 その2
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長塚節 (たかし) の小説「土」では 貧しい農家にとっての農具の重要さが 淡々と述べられていますが 前回も述べたように 国の根幹を支える農業のための道具は 当時は手道具が主であり、 それらは 農具鍛冶によって製造販売されていました 平田家文書の農具鍛冶関連のものは 当家が同業組...
3 件のコメント:
平田家文書 その1
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古書店でふと目に留まった本ですが ぱらぱらと捲ってみたら 興味深いことが目に入ったので 買ってきました 小川寿一 編集・解説 「平田家文書」より部分転載 この本は非売品となっていますので 自費出版されたもののようですが 口絵部分に古文書の写真が いくつか掲載されている...
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