2010年4月6日火曜日

碧玉と九鬼水軍 その2

前回、4月3日に九鬼家に関するサイトを紹介しましたが(参照)、そこで家紋が紹介されています。実は旧九鬼邸を見学した際に、謎の和服姿の女性に開口一番伺ったことは家紋についてでした。その時にはまだ九鬼水軍の船模型のところには案内されていなかったので、和服の女性は九鬼邸の屋根を指差して、あの軒瓦に付いているものがそうです、と教えてくれたのです。それを見て私はおや?っと思ったのです。この軒瓦はここ丹波篠山でよく見かけるものなのですが、三つ巴の巻き方が逆なのです・・

これは近所の人から貰ったものですが、ここ丹波篠山の民家によく見られるものです。
右に渦巻いた三つ巴になっています。




そして、これが九鬼家の三田(さんだ)の旧九鬼邸の家紋ですが、左巻きの三つ巴になっています。4月3日に紹介した九鬼水軍の模型の旗を拡大して見てください。左三つ巴が見えます(参照)。ところが、おもしろいことに、上に紹介した軒瓦の写真は、実は播磨(兵庫県小野市)にある浄土寺の軒瓦なのです(室町時代~江戸時代)小野市の浄土寺といえば鎌倉時代の名工、快慶作の仏像(阿弥陀三尊像)が安置されていることで有名です(参照)。興味深いことは、浄土寺には八幡神社の本殿があるということです。 ここに九鬼家とのつながりがあります。
また、以前、古代の製鉄その11で、ここ丹波篠山にある八幡神社の象の彫刻を紹介しましたが(参照)、このことも九鬼家と関連があるのです。
そのことについては後に述べるとして、三田の旧九鬼邸を案内してくれた謎の女性が、三輪(みわ)神社にもぜひ案内したいというのでそこに連れていってくれたのですが、ここでもまたまた驚いてしまったのです・・

1 件のコメント:

  1. 九鬼さんってむかしむかし、鬼の首を9つとったのかなあとか、いろんな想像している私でございます。
    いつも見ているものが逆になったら怖く見えることもありますよね。
    ナチスの逆卍は見ているととっても怖いです。
    (((-0-)))ぶるぶる

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