2010年10月7日木曜日

日本刀の将来を憂う

御先祖に刀匠を持つ簗瀬(やなせ)哲也氏が、
日本美術刀剣保存協会長崎支部に寄せられた文を紹介したいと思います。
簗瀬氏は長崎市在住、長崎簗瀬家47代目・・源義光流れ(武田家に同じ)。
この文についての私のコメントは控えさせていただき、
皆様の判断にお任せしたいと思います。
文は簗瀬氏から送っていただいた画像のままUPしました。文のところを右クリックして別ウィンドウで開くと大きな画像が見られます。




3 件のコメント:

  1. 簗瀬氏へ   ター

    勅令300号とは良く調べられましたね。

    私も何本か軍刀を所持している刀を愛するものです。
    論文を拝見して私も全てそのとおりと痛感いたしました。
    私の過去を申し上げれば、軍刀を義父の形見で手に入れ発見届けを取りに警察に持参(昭和40年代後半)しましたが、不許可となりました。軍刀を警察に提出(廃棄)することは納得がいかず。その後刑事が自宅に訪問するも義父の形見として拒否したところそのままとなりました。(黙認?)

    2度目は古物商にて購入した興亜一心刀の軍刀(満州刀)。鍛錬刀であるにもかかわらず不許可。
    どんな刀にもその時代の歴史があると思っています。私の家族も刀には興味がなく、この後は刀はどうなることか。
    刀と名のつくものを後世に残したいと思う人は私だけではないと思うのですが。

    返信削除
  2. ご意見をいただき、ありがとうございます。
    ブログ管理者のKiyondでございます。
    簗瀬氏にコメントの投稿があったことを伝えましたので
    近々、氏からのコメントが投稿されるものと思います。

    返信削除
  3. キヨンドさんのご好意に感謝いたします。

    ター様
    勇気ある御投稿ありがとう御座います。

     昨日、あるお宅でご主人が亡くなり残された遺族から刀鑑定の依頼があり出かけました。
     依頼主はご主人の弟さんでした。
     刀は市販されている模造刀でした。
     ご遺族に模造刀なので、許可無しに所持できる旨を伝えたところ、処分を依頼されました。
     ここに潜在する大きな問題があることに気づきました。
    ・一般の方に真剣と模造刀の区別がつかない。
    ・危険物と感じ鞘から出すこともしなかった。

    刀に関してご連絡がある様になったことは非常にいいことです。
     江戸時代においても、刀の所持は武士、あるいは特定の許可を与えられた方々(相撲の行事、早飛脚、商人など)にのみ与えられるものでしたが、没収されても、現在のように刃先を折られるようなことは稀でした。
     日本刀の持つ美しさ、魔を祓う神秘性などの特性のためでしょう。
     これからも、この日本刀を存続させる運動は続けて行きたいと思いますので、応援を願います。
       ありがとうございました。
               簗瀬 哲也 拝

    返信削除