2010年10月10日日曜日

古代の釣り針鋳型

これは古代中国、戦国時代(紀元前403年~221年)
遺跡から出土したとされる釣り針の鋳型です
鋳型の長さは9,7cm、幅5,5cm、厚み1,2cm
ということですから
釣り針の長さは約8cm、幅約4cmと
けっこう大きいものですね

当時、鋳型で作られるものは青銅が主だったので
この釣り針も青銅製だったと思われます
鋳出した釣り針の先端を鋭利にするためには
おそらく砥石で研いだのだろうと思われるのですが
中国ではどのような砥石を使っていたのか
知りたいところです

4 件のコメント:

  1. 釣り針はどのように研ぐのだろう と頭をひねってます。
    外周部は簡単ですが、内部のほうが・・・特に返りが。

    話は変わりますが、午前中は伝狩野正信と言われる屏風を鑑賞し、午後から龍馬展を見に行きました。
    刀剣類が展示していたのですが、光線の具合が悪くがっかりしました。龍馬騒ぎがなかったら、極普通の江戸後期の刀でした。

    お口直しに、場所を変えて、一緒に行った方と刀剣を鑑賞しました。
    肥前国 国時の摺り上げの反りが深い太刀ですが、なんと、小野先生の平成元年に研磨されたものを拝見させていただきました。
     うっとりするような 枯れた研ぎで、潤いのある引き込まれるような美しさです。
    来派の特徴を持ち、小足が入る直刃です。

    いい一日でした。
              源信正

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  2. 肥後延寿派の国時ですね。
    http://www.touken-sato.com/web-gallery/ennjyu-kunitoki.htm
    まだ拝見したことがありません。
    来派の流れですからさぞ美しい地鉄なのでしょう。
    同じ刀でも研ぎ師の腕前でずいぶん見え方が違うでしょうから
    小野光敬氏の慧眼もぜひ拝見したいものです。

    中国では砥石のことを磨刀石と言うようですね。

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  3. 釣り針の鋳型を良く見ると、返りが付いてないんですね。
    これだと、せっかくひっかかった魚が逃げてしまいます。
    魚用でなく人間捕獲用だったりして・・・棒の先に複数取り付けて衣服に絡ませる。
    釣り針の返りは、大きな発想の転換であるに違いない。
    ジッポあって100円ライターにある優れもの・・・塗れた親指でも火がつけられるように鑢の部分・・・のように。
              源 信正

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  4. 鋳型の返りのところは微妙ですね・・
    欠けていて、返りが付いていたようにも見えます・・

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