2012年1月13日金曜日

平家琵琶の甲板を刀匠作二種の鉋で削る


You TubeにUPした動画の画像を
紹介しておきます

右は現在人間国宝である天田昭次刀匠が
若い頃(昭和20年代)に打った鉋で
千代正銘の寸八です
鋼は安来鋼の青紙系と思われます
硬めで強靭な鋼で中研ぎにやや苦労します(参照
燕鋼のような研ぎ感でもあります
そして左は丹波篠山在住の藤井啓介刀匠により
打たれた玉鋼鉋寸八
こちらは鉋にしては異様に鋼が厚いのですが
研ぎ易く楽に研ぐことができます
それでいて刃先は強靭で驚くほど永切れします




動画を撮影した後の刃先の状態です
これくらいではどちらの鉋も
刃先はビクともしていません
このガンコな紅花梨材を削って
このように健全な刃先を保っている
というのは、通常の鉋ではあり得ません

3 件のコメント:

  1. キヨンドさんのところにお伺いしたときに乗っていった車 無限オデッセイが20万KMの大台にのりました。
    去年エンジンマウントやステアリング系のゴム類を取り替えているので、30万KMを狙おうと思います。
    キヨンドさんのところに行き着いた刃物類も手間暇かけたメンテナンスで喜んでいたいたことが、思い出されます。

    返信削除
  2. 走行20万kmというだけでも想像できないのに・・
    おそるべし。
    車のことはほとんど分かりませんが、
    無限オデッセイだから可能なのですか・・?

    返信削除
  3. いえいえ、キヨンドさんと同じように、道具(車)に愛情をこめて接してるだけです。

    返信削除