2013年11月22日金曜日

左久作さんの小刀

左久作さんに頼んでおいた小刀が出来上がってきた 




鎬面の研ぎは完璧
失礼ながら鍛冶研ぎとは思えない研ぎ上がりであります
鋼がノミのように箱型になっているのも驚きます


裏の研ぎにはやや荒さが目立ちますが


使ってみて驚きました


現在の手持ちの中にもこれほど切れが軽いものはありません・・
脱帽します

早速、柄を挿げようと思います


刃角度は30度以上あるにもかかわらず
この切れの軽さ・・全く驚きます

私は自分が使うものは26度~27度ほどで研いでいますが
これまでいろいろと試した経験では
25度位が最も切れが軽く、しかも刃も持ってくれ
本黒檀の木口を削るような小刀は
ハイス鋼でも28度以上は必要でした



これまで何度か紹介した画像ですが
左端のものは現在主力で使っているもので
これらの中では最も切れが軽いものです
これは30年ほど前に研ぎの師匠に頼んで
刀匠に5本打ってもらったものの1本です
当時5本で¥3万ほどでした
他のものは使ってしまい
これが最後の1本になってしまったので
これと同様の切れ味のものを探していたのですが
なかなか見つからず、ようやく出合うことが出来ました

これまで購入したものの中には
9mm~12mm幅のもので1本数万円のものもありましたが
切れは良くありませんでした
これまで何度泣き寝入りしたことか・・
価格と切れの良し悪しが関係ないところが
不思議でもあり、納得のいかないところであります・・


2 件のコメント:

  1. いつも楽しく拝見しております。
    左久作さんの小刀ですが、鋼は何でしょうか?

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  2. ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
    鋼はスウェーデン・アッサブ鋼だそうです。
    以前ブログでスウェーデン鋼の小刀を紹介しましたが、
    それとは全く違う切れでした。
    やはり鍛えた方の腕の違いでしょうか・・
    不思議です・・

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