2013年12月29日日曜日
2013年12月20日金曜日
ZDP189鉋身を台に挿げた後 試し削り
研ぎ上げたZDP189全鋼
寸四(身幅55mm)鉋身
の台を作っていく
鉋身は全鋼で、裏出しが出来ないので
ベタ裏にならないように
刃先からやや角度を付けて研ぎました
使った砥石は中研ぎは
電着ダイヤモンド砥石と
人造砥石二種、仕上は天然砥石
小刀研ぎと同様の砥石を使用
鎬面は刃先から1mmほどを
刃角度約30度で研ぎ上げ
使った砥石は裏と同じもの
台にする樫材を窓鋸で製材しているところ
鉋身が収まるところに墨付けをし
ノミで荒掘り
身が収まる溝を切っているところ
台が出来上がりました
YouTube動画に下端の仕上について
質問がありましたので
画像を紹介しておきます
他にもUPしております
他にもUPしております
スプルース(軟材)と
本黒檀(堅木)を削ってみた
スプルース削りは切れがやや重く
削り肌もやや荒れていましたが
堅い本黒檀には威力を
発揮してくれました
動画撮影後の刃先の状態
小刀同様、刃先の磨耗は早かったのですが
切れは止んでおらず
堅い本黒檀を削っても永切れします
2013年12月18日水曜日
2013年12月15日日曜日
ZDP189全鋼小刀を試し研ぎ
13日に紹介した
ZDP189全鋼小刀を研いでみました
まずグラインダーで
刃渡りの角度を鋭角に修正し
手持ちの人造砥や天然砥石を
いろいろと試してみました
数多くの砥石の中で最もよく反応したのは
以前紹介した、内藤商店から出されている
人造砥石のPAPA2000でありました
研ぎ上がりもこれで充分で
仕上砥で研ぐ必要がないくらいです
刃先の拡大画像
右上から左下にかけて
45度ほどに付いている傷が研ぎ傷で
その途中にささくれのようになっているのも
研ぎ傷と思われますが
何故こうなったのかは判然としません
この鋼はハイス全鋼に比べると
かなり柔らかい感じがします
そのこともあって
研ぎ汁に含まれた研磨剤の
影響を受けやすかったのでしょうか・・
動画でもお分かりのように
天然中砥はすべて反応せず
天然仕上砥で反応したのは
この2丁だけでした
左は京都・新田産巣板で
右は福井県産若狭砥
これは新田産巣板で研ぎ上げた状態
刃先部分と鎬しのぎ部分の
艶が違いますが
これは何故でしょうか・・
一般の刃物のように鋼と地鉄が
鍛接されているわけではないのです
焼き入れ具合が違うのでしょうか・・
PAPA2000よりも
光っているように見えますが・・
拡大してみると
PAPA2000よりも深い傷が付いています
これには驚きました・・
こちらは福井県産仕上砥
研ぎ上がりは新田産巣板よりもやや曇っていますが
研ぎ傷は新田巣板よりも浅く
PAPA2000よりも深い感じです
砥石と研ぎというのは
ほんとうに不思議です・・