播州(兵庫県南部)の旧家に眠っていた
天然仕上げ砥石を入手
長い期間放置されていたためか
研ぎ面が1.5mmほどの厚みで
層が剥がれていたので
瞬間接着剤で接着しました
両側の様子
一見、京都梅ヶ畑・菖蒲産かな
という印象を受けます
石質はかなり硬いのですが
滑らかに研ぐことができます
中継ぎの仕上砥ぎの後
2分ほど研いだ状態
地・刃ともにピカピカの鏡面に研ぎ上がります
鋼は青紙スーパー
身幅55mmの常三郎作
銘悟両忘
こちらは和鋼と和鉄が使われた古い鉋
こちらも仕上砥ぎの中継ぎの後
2分ほど研いだ状態です
古い日本刀のような雰囲気に研ぎ上がりました
鉋身は古い会津鉋、重道寸四(身幅6cm)
今回の研ぎに使った砥石
すべて天然砥石で
左から中砥ぎで使った備水砥(軟口)→
(備水砥は白天草砥とも呼ばれています)
同じく備水砥(硬口)→
前回紹介した沼田砥(硬口)
その右2丁は仕上げ砥石で
左は中継ぎで使った滋賀県高島市相岩谷産戸前(軟口)
右端は今回紹介した硬口の仕上砥
石質の雰囲気と研ぎ感から
京都梅ヶ畑・菖蒲産かな・・という気がしますが
ここまで硬いものには初めてお目にかかりました
しかも研ぎ易く、研ぎ上がりも素晴しい
文句なしの仕上砥です
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