ギター製作家の視点
撥弦楽器製作家・田中清人の仕事、 趣味に関するブログ
2017年2月11日土曜日
牛骨の板フレットを作る
磨耗したフレットを交換する
19世紀ギター
楽器は19世紀初頭のフランス
ミルクール製
1フレットから8フレットまで交換する
フレットの素材は牛骨ということが判明
以前の修理で合成接着剤が使われていて
熱や水分で剝すことができなかったので
削り取ることにした
牛骨の板状フレットを作っていく
鋸ヤスリ
が大活躍
ヤスリで厚みを仕上げているところ
8フレットを入れたところ
後に外すことも考慮して
牛骨の板フレットはごく軽く打ち込み
熱や水分で軟化する接着剤で固定しておく
使った接着剤はコニシボンドの
ハイスティック
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