2021年6月18日金曜日

尾形月耕 職人図


幕末から明治にかけて
活躍した尾形月耕が
描いた職人図
江戸職人百姿から
鋸と砥石が描かれたものを
紹介しておこうと思います
まず、鋸の目立て師

将棋盤職人
製材の様子は興味深い

附木職人

水が張られた盥に
大きめの砥石が
デンと据えられている
この時代の特徴的な砥石

神社で使われる三方
など木の器を作る
木具職人

仕上げ砥石も見られる

石工

石加工に使う刃物を
研いでいる図は珍しい

琴・三味線職人
この図では琵琶は
見られない

整理された鉋の様子

版木職人

後ろに桶に入れられた
砥石が置かれているが
作業をしている脇にも
小さな砥石が置かれている
少し切れが鈍ったときに
ササッと刃付けを
したのだと思う

櫛職人

様々な鋸が興味深い

挽物職人
足踏みの轆轤rokuroが
描かれているのは珍しい

ついでに鍬形蕙斎
Kuwagata keisai が
描いた江戸職人尽図から
煙草tabako屋

ここにも水を張った
盥taraiに砥石が
置かれています


床屋

剃刀を研いでいる様子

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