2021年12月30日木曜日

楽琵琶の堰・虹 そして欠け石に水晶

 

篠山川で拾った
欠け石に水晶を接着




こちらは工房の様子
製作中の楽琵琶の堰(虹)を
作るためタモ材を製材するため
尺二(刃渡り36cm)窓鋸を出してきたが
柄が小さく挽きにくい
毎度のことなので
今回柄を延長することにした


ヒノキ材の端材で
柄を追加延長、接着
太さも少し太くする


接着剤が乾いた後
鉋で握りやすく加工すれば
出来上がり

こちらは一尺(刃渡り30cm)窓鋸で
製材したタモ材
個体が違う木から挽き出したもの
重さと堅さが違う
どちらを使うか思案中

動画で最初に持ったタモ材
重さは約290g

堅い材
重さ約340g
この体積で50gの違いは
持った感覚はかなり違う

楽琵琶の堰sekiについては
八音抄では以下のように
説明されています
「堰を置くこと撥面中すみの程あるべし。中すみより上へ寄るべからず。二に取らば下へ寄るべし。広き方はしもと云う堰の下がり上がりによりて、声の良し悪しは未だ探り出ださず。堰は板返し固からず、又柔らかならず。木の少し勇めきたらむ良し。堰に別の柱を立たさまにしたるあり。さあるべしとも覚えず。良き物どものは、別の柱をす。ただ刻み残したる長さ二寸(約6cm)ばかりも 一寸四・五分(約4.2cm~4.5cm)もありげなり。すべて甲・腹の木少しおくれたらば堰は太くもこはらか心ざすべし。甲・腹固くしやう過ぎたらば、くつろかにすべし。」

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