琵琶置き台の
パーツを作っているところ
粘りの強いウォルナット材を
5mmほど薄くしたいのだが
鉋がけも鋸挽きも
かなりの重労働なので
片手チョウナで荒削りを
やってみた
そして鉋で均す
墨付け
バンドソーでカット
鑿・ノミで整形
パーツがほぼ揃った
端材でオウジェを作る
源氏物語絵巻に
描かれている琵琶
こちらも源氏物語絵巻の琵琶
これは江戸時代初めの絵師
岩佐又兵衛が描いた琵琶
琵琶を弾いている
後ろ姿は珍しい
足の状態は分かりませんが
隣で笙を吹いている女性は
右膝を立てている
右端で控えている子供も
片膝を立てていますが
これは当時の作法の
ようなものでしょうか・・
参考までに
鎌倉時代の藤原孝道が
著した木師抄の一部
琵琶の構え方を
説明した件ですが
女房(女性)は琵琶を
膝の上に置かず
左の膝を立てて
下に置くべし
としています
こちらは男の構え方
猫を入れようと試みたが
もちろん入らない
カメラに収めることで
満足しよう・・
ここ数日升升升
状態だったので
ついつい買ってしまった・・
黒柿の端材で作った
オブジェ
風景画のよう・・
古い黒柿材には
虫喰いがよく見られます
古代の日本人は
このような朽木の
表面の模様を尊び
このような朽木形
というものを作り出しました
まったく感心させられます
今日は琵琶置き台を
作っていきます
まずは鉋研ぎ
一挙九枚研ぎ
台部分は面白い木目の
栃材を使う
芯持ちの柾目で
狂いがあるが
そのまま使うことにする
芯部分と色の濃い部分は
ハイス鉋でも刃先が
すぐにやられるので
ZDP189全鋼鉋を使った
縁飾りには黒柿を使う
琵琶の置き台を作るための
テストピース作り
黒柿材の升
これにちょうど入るものを
探せという内なる声が
聞こえたので
探してみた
それは
何とゴルフボール
アンモナイトの化石は
何十個とあるが
何とかこれが収まった
これは彫刻家
はしもとみおさんの
ガチャ・フィギュア
そして焼き物の蛸