産地不明の天然中砥を
手に入れたのですが
これがなかなか良いのです
会津砥なのか五十嵐砥なのか
判然としないところでありますが
会津砥にしては粒度が細かく
おそらく五十嵐砥と思われるのですが・・
緻密な砥当たりで、反応は悪くありません
ハイス鋼の刃物にもよく反応してくれるので
製作中の19世紀ギターのブリッジを作る際に
使う刃物をこの砥石で研いでみました
硬くガンコな黒檀材なので
刃物はすべてハイス鋼のものを使いました
(右から二番目の浅い四方反り鉋と
左端の刃幅1,5mmのノミは炭素鋼です)
左端の刃幅1,5mmのノミは炭素鋼です)
研ぎの動画をUPしております
接着されたブリッジ
こちらは特注ミルクール・タイプ
そしてこちらは
特注ラコート・タイプ
工具の上に少しばかり顔をのぞかせている化石みたいなものが、気になりますね。
返信削除源 信正
自然の造形物は私の師匠なのです。
返信削除ブリッジを形成するときも、化石や昆虫標本、
植物の種、それに古代の人が作った石器などの
造形美を参考にさせてもらいました。
楽器全体の形はもちろん、付属品の形状も
贅肉を削ぎ落とすことが肝要なのです。
その贅肉を見極めるには、自然の造形物を参考にするのが
手っ取り早いのではないでしょうか。