2016年3月18日金曜日

古い会津鉋 重清2丁で削り比べ 槐材を荒削り

昨日紹介した古い会津鉋
重清銘2丁を

使い古しの台に挿げることにしました

会津鉋は身が薄いので
まず、このように馴染みNajimiに
薄板を貼って押さえの溝を修正しました

台挿げ完了


さっそく試し削りをやってみました
こちらは身幅43mmの際鉋だったもの

こちらは身幅38mmの全鋼・内丸鉋だったもの
削った材は桑材(島桑と思われます)

やや石気を含んでいたので
すぐに刃先がやられましたが
まだまだ切れます

次に通常の鋼の鉋では
すぐに刃先がやられる本黒檀を削ってみました

長さ約50cmのものを20回ほど削ったら
このように刃先が磨耗し
切れが止みました

こちら全鋼のものも

20回ほどできれが止みました
刃先の磨耗はこちらが激しい感じです

ですが、本黒檀を削って
刃先がツルツルの状態でも
このようにMaple材を軽く削ることができます
刃先は甘めでも、優れた鋼は
このように永切れしてくれます


昨日のブログのコメントで
削っているところが見たい
という要望がありましたので
研ぎ直した後、動画撮影をやってみました
YouTubeに動画をUPしました

削った木は槐Enju材
重く堅めの材です

動画撮影後の状態


動画撮影後の刃先の状態
こちらは身幅43mmのもの
少し磨耗していますが
まだまだ刃先は健全です

こちらは身幅38mmの全鋼のもの
上の43mmのものよりも
刃先の磨耗は進んでいますが
まだまだ切れます

その後、挽き割り

マリアハープのブリッジを作っていきます

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