2024年3月28日木曜日

古い玉鋼鉋を入手 仕事で使う

 

古い鉋を手に入れた
銘は消えているが
花押kaohは残っている
鋼haganeにグラインダーをかけた
火花は炭素鋼系で
おそらく玉鋼と思われる

似ている気もする
頭も同様の綿帽子

削り幅およそ4cmの寸三鉋

身の馴染がかなり
透かれているのは
古い鉋によく見られる

厚みも薄く

頭の厚いところで8.5mmほど

刃先部分は約6mm

刃角度はかなり低いので
刃先から1.5mmほどを
約28度で研ぎ上げた

新しい台に挿げ

押金(裏金)を付け
二枚刃鉋として仕立てた


さっそく仕事で使ってみた
粘りのある桑材も軽快に削れ

削り肌も問題なし


動画撮影後の刃先
ほとんど変化なし

琵琶の鹿頸shishikubiは
平鉋では無理だったので

反り鉋とスクレーパーで仕上げた

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