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2019年9月6日金曜日

バロックマンドリンのヘッド そしてアンモナイト

製作中のバロック・マンドリン
ヘッドの加工
昨日の続き




このような生反り小刀も

役に立つ

こちらは
アンモライトの
色が付いた部分を
スライスしたアンモナイトの
化石に象嵌したもの




2019年9月5日木曜日

バロックマンドリン、ヘッドの加工

製作中のバロック・マンドリン
背面リブの接着を終え
ヘッドを作っていきます



残った材には
木口割れ防止のため
タイトボンドを塗っておきます

墨付けを終えた状態


バンドソーで刻んだ後

弓鋸 bow saw で切り取り

彫刻刀や小刀、鑿を使って加工



生反り小刀も使います


2019年8月31日土曜日

アフリカンチェリー材をハイス鉋で削る

バロック・マンドリンの
背面リブとして使っている
アフリカン・チェリー材を
ハイス鉋で削ってみました
通常の木材を
ハイス鉋で削ると
かなり重いのてすが
このチェリー材は
ほとんど削りの重さを感じません
不思議です

荒削りなので
深い逆目は完全には
止まっていません

リブを接着

ゴム紐の検査

2019年8月28日水曜日

昔の職人の鑿痕 そして初めて使う材

これは詩人・俳人の
故・安東次男氏が
著書の拾遺亦楽で紹介している
藤原時代の仏像の残片

きょうみ深いのは
裏側の鑿・ノミの削り痕

外丸鑿で叩きながら
彫っていった痕が
鮮明に残っています
藤原時代(平安時代後期)の
仏像職人の鑿さばきが
生き生きと伝わってくるようです

こちらは工房の様子
製作中の4コース
バロックマンドリン
のもう1台の方は
背面リブにアフリカン・チェリーを
使ってみようと思います
初めて使う材です

こういった初めての材は
手作業で加工をしていき
その材の性質を体で
感じることが大切です

窓鋸で製材しているところ

鉋をかけてみました
材質はドッシリと重い感じで
カチリとした堅さがありますが
鋸挽きや鉋かけは比較的容易でした

深い逆目も止まります
YouTube動画UPしました

曲げも容易でした

2019年8月26日月曜日

early mandolin 初期マンドリン


マンドリンの歴史を
少し調べてみたら
16世紀~17世紀頃は
4単弦のマンドリンも
あったようですね



バロック時代のマンドリンは
4コース、5コース、6コースがあり
複弦が一般的で
時として単弦も見られる
と説明されています

これは4コースですが
リュートのように
1コースだけ単弦です
ルネサンス時代から
バロック時代中頃まで
マンドリンも
リュートのように
指で弾かれていたようです
その後、バロック時代後半頃から
ピック Plectrum で
弾かれるようになり
1コースも複弦になったものと
思われます
ピックはルネサンス時代の
チェンバロの弦を
撥弦するための鳥の羽と
同様の素材が使われていた
ものと想像されます

これは5コースで
1コースは単弦

これはヴァイオリン製作で有名な
ストラディヴァリが
作ったマンドリン
5コース複弦


4コース複弦のものも存在します

これは18世紀の
6コース複弦のマンドリン

4コースと5コースマンドリンの調弦

18世紀頃もピックは鳥の羽が
使われていたようです

こちらは製作中の
4コース・バロックマンドリン

背面リブの接着
少しずつ進んでおります

タイトボンドで
接着したところ

これは朝の散歩のときに
見付けた霊芝



なかなかの大きさです