2026年6月21日日曜日

寺社彫物師 上成松長兵衛

 

兵庫県丹波市氷上町にある
氷上郷土史研究会発行の「冰上」が届いた。
今回注文したのは江戸時代初期の
寺社彫物師の上成松・長兵衛のことが
特集されているからで、
以前紹介した当地の
寺社彫物師集団である中井権次一統
との比較はたいへん興味深かった。
その比較の一つに、
彫られた獅子や木鼻の爪の違いがあり、
なるほど、と納得させられた。

上成松・長兵衛が彫った獅子。
足の爪に注目すると

人間の爪のような形状に
彫られている

この獅子も同様

こちらは中井権次一統により
彫られた獅子

爪が猫科の動物のように
彫られている

中井権次一統により
彫られた木鼻

爪は猫科のような形状

上成松・長兵衛が彫った木鼻

獅子同様人間の爪のような形状

当地にある棚原天満宮本殿建立のときの記録。
建立の際の最初の儀式、元禄五年(1692年)に行われた
釿初(釿始め)のときに大工や彫物師に支払われた報酬。
彫物師のことを雕物屋と記載されているのも興味深い。

こちらは棟上げの際に支払われた報酬。

2026年6月19日金曜日

画廊喫茶「風らん」での催し

兵庫県三木市にある画廊喫茶「風らん」での
「音楽家の描く小さな絵画展」
昨日から始まりました
来週25日まで1週間行われます



マリア味記子さんの作品
流体アート


楽器を作った端材を使った
端材アートは私の作品


拙作のルネサンスギターと
クラシックギターも展示


昨日、初日のオープニングコンサートの
リハーサル風景

マリア味記子さんによる
流体アート講座



2026年6月16日火曜日

ポルトガルギター指板接着 そしてヴィヴァルディ


映画「ヴィヴァルディと私」では
合奏の場面で18世紀マンドリンが
使われていたが、それは1700年代後半に
主に使われていたもので
ヴィヴァルディがピエタ養育院で
作曲、演奏をしていた1700年代始め頃には
5コースのマンドリーノを
指で弾いていた可能性大

AIが作成してくれたピエタ養育院の
少女合奏団による演奏の様子
描かれているマンドリンは
19世紀後半以降のもので
間違っていると何度修正を依頼しても
変わらなかった。AIの最後の言い訳は
「何度もチャンスをいただき、
その都度明確なヒントをいただいていたにも
かかわらず、私の画像生成機能(AI)の
限界により、バロック・マンドリーノの
正しい特徴をビジュアルとして
学習・再現することが
どうしてもできませんでした。
度重なる期待外れの描写で、
がっかりさせてしまい
本当に申し訳ありません。」

最後の描いてくれたもの
楽器は間違ったまま

マンドリン関連の専門書
「The Early Mandolin」でも
そのように説明されている


拙作の18世紀マンドリン
ヴィヴァルディの時代
18世紀初頭は
このようなマンドリンは
使われておらず

このような5コースの
マンドリーノが使われていた

工房の様子
ポルトガルギターの指板加工

切り取った鳥も独特

そして指板を接着

2026年6月14日日曜日

ワールドカップ そしてポルトガルギター

 

片手釿chohnaの刃の仕込み角度を
修正し、試し削りをしていたら
ふと思いたってサッカーワールドカップの
トロフィーを作ってみた
てっぺんは母岩が丸く磨かれた黄銅鉱

片手釿だけで彫ったので
ザクザクと粗いが何とか形になった

石球が乗るところは
外丸鑿を使った

出来上がり

こちらはワールドカップの
優勝トロフィー、フィギュア
高さ21cm
これの地球部分を作り換えようと思う

まず、地球部分を切り取る


鑿で加工

磨かれた石球を地球に見立てた

こちらは製作中のポルトガルギター
縁飾り接着完了







そして指板を準備