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2025年5月9日金曜日

アンモナイト飾り台 そして軟玉

軟玉製の馬

馬のオブジェと一緒に

おそらくこれも軟玉
軟玉と言っても
硬度は7ほどあり
カッターナイフでは
傷が付かない
色の濃い部分だ
磨いてみたが
場所によっては
柔らかいところがあり
不思議な石

左はスライスされた
アンモナイト化石

反対面は丸い右の石を
乗せるのにちょうどよい


ブラックウォルナットの端材で
アンモナイト化石の
飾り台を作った


工房の様子

19世紀ギター
初期ミルクール•タイプの
響板上のフレットを
入れるための黒檀ベース作り



2025年4月23日水曜日

グールドと田能村竹田


権守ひかる さんの作品
「東京の空」

モルタルの使い残しを
放っておいたら固まって
凝灰岩

川擦れのアンモナイト化石と
合体



田能村竹田とグレン•グールドの
著書を交互に読んでみると
いろいろと興味深い
グールドは1932年生まれの
ピアニストで
竹田chikudenは
1777年生まれの文人画家
どちらも芸術の本質について
述べられている
例を挙げると、グールドが
R シュトラウスについて
語っているところの一部
「わたしにとってリヒャルト•シュトラウスはわれわれの時代の音楽の偉人という以上の存在に思える。美的倫理上、今日のもっとも重大なジレンマの中心人物である。このジレンマとは、全時代にわたる歴史をきれいに要約したなかに、自分自身を導く芸術的運命が与える推測しがたい力をあてはめようとするときに起こってくる、あの絶望的な混乱である。かれは伝統的見解をとりまとめるのに都合のよい合流点以上の存在だ。歴史的展開の過程というものを一切拒む、数少ない、力強い人物の一人をわれわれはかれに見る。原文英語、野水瑞穂訳」

田能村竹田の序文の一部「書画の芸術にたずさわる者は、胸中に完成した芸術的境地をもち、古人の精神をとらえながら、しかも古人の外形にとらわれず、古人に似てはいるがまねではなく、古人の法に合わないようでいて合っており、その配置や結構が全く自分自身の精神から出るようになれば、書画の霊妙な気韻が生き生きと流動して、永久に尽きることがない。(原文は漢文、竹谷長二郎訳)」


2025年4月18日金曜日

天使突抜通 そして石の亀、白蝶貝

 

京都市に天使突抜通という
地名があるが
これをイメージした絵を
ゴッホ風に描いてほしい
とchatDPTに頼んだら
このように描いてくれた
すごい

こちらはアンモナイト化石で
作られた亀
よくぞ作ってくれた



楽器装飾に使う
白蝶貝を切り出したところ






切り落とした端材を
このように使ってみようと思う


銘々皿


2025年3月2日日曜日

シュールなコラボ そして鑑賞石


春が待ち遠しい
花満開のような模様の
鑑賞石



こちらは巻貝の化石
半分にカットし
表面を磨くと

こうなる

動物の肉球のよう

そしてアンモナイト化石と
仏頭、玉製蝶翅のコラボ



2025年2月7日金曜日

岩佐又兵衛が描いた琵琶


江戸時代初期の絵師
岩佐又兵衛が「堀江物語絵巻」に
描いている琵琶

撥面に満月が付けられて
いるので、平家琵琶と思われる
柱(ju: fret)が
省略されているのが惜しい

こちらは「浄瑠璃物語絵巻」に
描かれている琵琶
とんでもない代物で驚かされる

まず撥面の位置がおかしい
琵琶の撥面は
覆手 bridgeの上に
貼られるものだが
これは覆手の下に貼られている
それから、鶴首がなく
柱ju:fret が現代の
中国の琵琶のように
腹板(響板)に付けられている
サウンドホールの
三日月も位置がおかしい

こちらは「小栗判官物語絵巻」に
描かれている琵琶

上の浄瑠璃物語絵巻の
琵琶とよく似ているが
撥面の位置は正しい
柱の付き方は
浄瑠璃物語のものと同様
異様である

これも同様
この絵は以前紹介したものです

通常の琵琶

また、岩佐又兵衛が描いた
「月見西行図」には西行の歌が
したためられているのだが
よく知られている西行の歌とは
ちょっと違っているのは
なぜか・・気になる
よく知られている西行の歌は
「月見ばと 契りおきてし 
ふるさとの 人もや今宵 
袖ぬらすらむ」だが
岩佐又兵衛の西行図では
「契りおきてし」が「契りていてし」となっている
歌全文は
「月見はと 契りていてし
ふる郷の 人もやこよひ
袖ぬらすらん」
意味は同様で問題ないのだが
これは又兵衛の記憶違いなのか
どうなんだろう

万華鏡シリーズ
鉱石の寄せ集めを覗く

覗いた鉱石

こちらは藍銅鉱
青と緑のバランスが美しい

黄鉄鉱化したアンモナイト化石と
エスカルゴの殻

表面が金属化した
アンモナイト化石

この化石の珍しいところは

アンモナイトの連室細管が
立体的に露出しているところ