2020年3月30日月曜日

世界樹 神樹 そして扶桑

先日、知人から
教えてもらったのですが
これは島根県にある
出雲大社に飾られている
「いのちの根」というもの
だそうです

ところが、「いのちの根」と
同じようなものが
バチカンにある
パウロ6世記念ホールの
ステージに飾られている
というのです
不思議・・

これは北欧神話に登場する
世界樹・イグドラシル
北欧神話大全から引用)
宇宙樹、神樹、生命の木とも呼ばれ
古代メソポタミア、インド
中国、メソアメリカなどの
神話にも取り上げられて
います

メソポタミアの生命の木

インドの世界樹

これは中国の世界樹

メソアメリカ
マヤの世界樹・セイバ

世界樹は木の根と樹が
描かれるのが普通ですが
このように、神樹として木の
上部だけ描かれるものもあります
日本や中国では扶桑
(ふそう)とも呼ばれています

これは東南アジア
アンコールワットの
遺跡のレリーフ

これは古代中国
四川文明の三星堆遺跡
から出土している
青銅製の「神樹」です
九つに枝分かれ(九支)
していて、高さは
3メートル以上あります

これは奈良県天理市の
石上(いそのかみ)神宮
に伝来している古代の鉄剣
「七支刀(しちしとう)」
ですが、これも神樹を
表現している
とする説があります
幹と枝を含め
七つに分かれています
銘文判読の一例 
表:泰■四年十■月十六日
丙午正陽造百錬
■七支刀■辟百兵宜供
供侯王■■■■作

裏:先世以来未有此刀
百濟■世■奇生聖音故為
倭王旨造■■■世

また、石上神宮に
所蔵されいる
勾玉の中には
古代の扶桑に比定
されている京丹波亀岡
の桑田郡(こおり)で
見つかっているものも
あります
桑田郡については
後にも述べますが
以下、日本書紀の記述を
紹介しておきます

「昔丹波國桑田村有人、
名曰甕襲。則甕襲家有犬、
名曰足往。是犬、咋山獸名
牟士那而殺之、則獸腹有
八尺瓊勾玉。因以獻之。
是玉今有石上神宮也。」

読み下しますと
「昔、丹波の国の
桑田村にミカソという
者がいた。ミカソの家には
アユキとい名の犬がいた
この犬が山の獣の
ムジナ(アナグマ)を
い(くい)殺した
その腹の中に
八尺瓊勾玉があったので
石上神宮に献上した」

先に述べたように
扶桑の地は京都府
亀岡市にあった桑田郡
(くわたのこおり)に
比定する説もあります。
その地の一宮は出雲大神宮
なのですが、ということは
「いのちの根」が島根県の
出雲大社にあり
「生命の樹・扶桑」が
亀岡の出雲大神宮にあった
ということになるのです
また、その神社の近くには
ピラミッドのような巨石が
鎮座する出雲神社がある。
謎が謎を呼びます・・


2020年3月29日日曜日

端材のオブジェ そしてパイライト球を回す

琵琶の撥を作った端材で
オブジェを作る
題は「カマキリ一家」
そして「割れ♠️スペード」





そして先日紹介した
曜変天目風ぐい呑みに
黄鉄鉱・Pyriteの球を乗せて
回してみました






2020年3月27日金曜日

古い琵琶の修復 糸巻きと撥を作る

修復中の筑前琵琶の
転手(糸巻き)を一個作り足す 


木地出来上がり

古色をつけて完成
中央が作り足したもの

新しい1本は右端


そして撥を新たに作っていく

撥の先端部になる
アマレロ・ツゲを窓鋸で製材
動画UPしました





撥の本体部の加工
材は紫檀


先端部は「矢筈継ぎ」にする






これを仕上げていく

2020年3月25日水曜日

ペグ回し Pegs Tuning Handle


昨年製作した
ペグを回すための
補助ツールを作ってみました
Pegs Tuning Handle
「ペグ回し」とでも
名付けておきましょうか・・


この動画のように使います
リュートや
バロック・マンリドリン
のようにペグを挿し込む
ところが箱型になっている
楽器には便利だと思います

ご希望の方は
お手持ちの楽器のペグに
合わせたものを特注品として
作ることも可能です
1個 ¥3500  送料¥520
ご注文の際には
ペグのツマミ部分の
おおまかな大きさ、最大幅
最大厚み、高さ(長さ)
それから
隣のツマミ部分との
最小間隔をお知らせ下さい
お問い合わせ
ご注文はEメールで
お願いいたします
kiyond-guit@carrot.ocn.ne.jp

2020年3月24日火曜日

南米ボリビアの古代文字



南米ボリビアで発見された
人物像の台座部分に
刻まれている文字と
よく似た文字を
他にも見付けました

これを見て
どこの国を想像されます
でしょうか
以外にも中国なんですね・・
それもかなり古い
殷代前期とされています
紀元前1500年頃でしょうか
中国最古の文字とされている
甲骨文字よりも古いもので
その甲骨文字や
その流れにある
漢字とは似ても似つかない
文字なので
中国としては
認め難いようです

それからこれも
上のボリビアの文字に
似た雰囲気がありますが
これはミケーネ文明の文字
紀元前2000年頃の
ギリシャ本土とクレタ島で
使われていた文字なのです
上の中国殷代の文字とは
500年ほど違っていますが
何か似た雰囲気があります



以下は日本で発見されている
古代文字の中から
上のものに似た雰囲気の
ものを紹介しておきます



それからボリビアの人物像は
男女と思われるのですが
日本にも同様のものとして
道祖神というものがあります
これは分かれ道などに
道しるべとして置かれたり
しているものですが

もともとはサルタヒコと
アメノウズメ
とされているものです
サルタヒコは古事記での
二回目の天孫降臨の際
ニニギノミコトの
道案内をしたことに
なっています
そのとき、ニニギノミコトの命令で最初にサルタヒコに
道を尋ねさせた
アメノウズメと一緒に
なっていますので
道祖神はそれが
元になっている
とされています

古代エジプトにも
同様の像があります
(B.C.2700年頃)

こちらは中国の古代神話に
登場する伏羲と女媧
この図で伏羲が
持っているのは
指矩(さしがね・三角定規)
女媧が持っているのは
コンパス
この解説については
この動画を参照下さい

そしてこれはパキスタン
インダス川流域の
モヘンジョダロ遺跡から
出土している神官像



同じ遺跡から出土している
踊り子とされる像
これは上の神官像と
対になっている可能性が
大きいのではないかと
思われます


注目したいのは
この像の左腕に
付けられている
腕輪のようなものですが

日本の弥生時代の
遺跡から出土している
この人骨が腕に付けている
腕輪とよく似ているのでは
ないでしょうか
(福岡県飯塚市にある
立岩遺跡から出土)

邪馬台国の卑弥呼も
弟が付き添っていた
ようなので
卑弥呼が神降ろしをする際に
神がかりになった
卑弥呼と対話役として
弟が役目を果たしていた
ということも考えられます

このことはモヘンジョダロの
神官と踊り子にも
言えるのかもしれません
アメノウズメは天照大神が
天の岩戸に隠れたときに
岩戸の前で踊って
アマテラスの気を惹いた
と神話にありますが
そういった意味では
アメノウズメも踊り子という
ことになります

今でも神社では神事の際に
榊(さかき)や笹(ささ)
あるいは鈴を持って
巫女さんが踊ったりしますが
これはかなり古い歴史が
あるのかもしれません