2022年8月31日水曜日

昆虫の不思議


白蝶貝の装飾パーツを
糸鋸で挽き出しているところ


端材オブジェ

工房裏のムラサキツユクサに
蜘蛛の巣が・・
朝日にキラキラと輝く

甲虫のブローチ
かなり大胆なデザインだが

創造神はさらに上手
こういった写真集が
出版されているのは
ありがたい

信じられない・・










まったく驚かされる

2022年8月27日土曜日

真鍮板フレットを作る そして秋の空

 

今朝の空・・秋の気配

こちらはベビーポポー

工房の様子
鋸メーカーからの依頼で


HANDY150
ハンディ精密目で
真鍮板をどれ位
挽くことができるか
試してみました

YouTube動画UPしました
本来は金属専用鋸
ではありませんが
アルミや銅は使える
と説明されています
銅やアルミよりも硬い真鍮には
どこまで対応できるのか・・

結果は
1.5mm厚の真鍮板を
235mm挽くことができました

これはヴィンテージ楽器の
板フレットとして使います
通常は昔ながらの金切り鋸
ハイス鋼24山の
ステンレス用を使っています


指板の黒檀端材は
鳥のオブジェに・・


2022年8月26日金曜日

ガラスのスカラベ そしてカニ尽くし


ポポーの木にアブラゼミ


こちらは
ガラス製のスカラベ
フンコロガシ

よくぞ作ってくれた


そして蟹尽くし

銅製、木彫り製

化石

近所の篠山川で拾った死骸


2022年8月22日月曜日

最近のガチャ・フィギュアは精巧


この画像はスカラベ
フンコロガシの標本と
フィギュア
どちらが本物か
見分けが付かない

こちらも

これらはどれも本物
自然は不思議

左は本物のクワガタムシ標本
プラティオドンネブトクワガタ
個人的には
クワガタムシのなかで
最も気に入っている
独特の大アゴの形状
全体の艶、バランスが絶妙

これらは工房の様子
修復中のヴィンテージ楽器

剥がれてしまった
ベッコウ・ピックガードを
再接着したところ

使った接着剤は
ゴリラグルー・クリア
ここ数年
プラスチックと木材の
接着で使っているが
なかなか具合がよい
初期の拭き取りに
水が使えるのは便利で
硬化後の痩せもないので
いろいろと便利

2022年8月19日金曜日

円仁の巡礼と蛸薬師

 

工房入り口に置いている
青銅の器の底に
蜘蛛の巣が・・


マリモのよう・・

平安時代の僧
円仁ennin慈覚大師が
中国の唐に渡り
9年間を過ごした際の日記
「入唐求法巡礼行記」
これは漢文で書かれていて
これを
エドウィン・O・ライシャワー
というアメリカ人が1950年代に
英語に訳し、出版された
それを読んだアメリカ人女性が感動し、円仁が当時歩いた道を
25年かけて巡り

その旅行記が出版されている
という不思議な巡り合わせ
世の中おもしろい

さらにおもしろいのは
円仁が帰国途中
嵐を鎮める祈願のため
海に投げ入れた自ら
彫った御守りの
小さな薬師如来像が

帰国後しばらくして
肥前松浦の海で
蛸が絡み付いた状態で
発見されたらしいのだが
何と発見者は
円仁自身だったという逸話
円仁はその薬師如来像の
大きなものを彫り
再会した小さな像は
胎内仏として
納めたということで

その像は現在、東京目黒の
蛸薬師成就院の
本尊になっている
という不思議な話

東洋文庫から
1970年に出版されている
「入唐求法巡礼行記」の
訳・注本から
承和五年(838年)
日本出航のときの日記

五台山に至った際の日記

9年後、承和十四年
帰還の様子