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2019年10月24日木曜日

初期マンドリンの資料

今回製作した
Baroque Mandolin の
資料として
参考になりそうなものを
ちょっと紹介しておきます
上の画像は
ルネサンス時代後期の
マンドリンですが
この頃はリュートのように
指頭弾きされていたので
1コースは単弦になっています


その後、バロック時代に
なってからは
プレクトラム(ピック)で
弾かれるようになり
1コースも複弦になりました
ストラディヴァリが作った
4コース複弦のマンドリン
YouTube動画参照下さい

今回製作した
Kiyond 仕様の
バロック・マンドリンは
ボディを大きめにして
現代タイプのマンドリンから
持ち換えた際に
違和感が少ないように
配慮しました
フレットはガットを
巻き付けたもの

ストラップ・ピンを
取り付けた状態


こちらは牛骨のフレットを
接着したもの
昔のマンドリンでは
こういったことは
為されていなかっと
思いますが、現在は
優れた接着剤があるので
こういったことも可能です
これまで自作の
バロック・ギターやビウエラ
などで試してきましたが
10年ほどは持ちます
剥がれかかったら
部分的に瞬間接着剤を
流し込み、布でサッと
拭き取れば大丈夫です

以下は初期マンドリンに
ついての説明がなされた
解説書から
少し紹介しておきます





2019年10月12日土曜日

バロックマンドリンにストラップを付ける


出来上がった
バロック・マンドリンの
Plectrum プレクトラム
ピックをトンビの羽根で
作ってみました

このように
削った先端の丸みに
弦を添わせるように
弾弦します

他の2種類


ストラップを付けてみました
18世紀マンドリンに
ストラップ・ピンが
付けられているのを
時折見かけます


これは、依頼を受けている
先端が割れた
チェロの弓の修理

これは今朝の神戸新聞記事
江戸時代の柏原藩御抱えの
彫刻師、中井権次gonji の
下絵とその彫刻が施された
陣屋跡の彫刻
たいへん興味深い


これは別に大したことは
ないことですが

鼻毛みたいに見えたので・・

2019年10月9日水曜日

バロックマンドリン完成 ちょっと音出し

製作中の Baroque mandolin
弦を張り出来上がり
こちらは Gut Fret 
ガットフレット仕様
弦長310mm A:415
バロック・ピッチ

背面部はウォルナット材



こちらは牛骨フレット仕様

ちょっと音出ししました
YouTube動画ご覧下さい
弦長310mm A:415
バロック・ピッチ
調弦:G'''-D''''-A''''-E'''''
使用弦は1コース~3コース
フロロカーボン
4コースはクラシックギター用4弦
マンドリン奏者

背面部はアフリカン・チェリー材









初期マンドリンについて

2019年9月21日土曜日

バロックマンドリン、ブリッジを接着

狛犬のコマッタくんの脇に
野花を飾る


網戸越しのオボロ検査官

ここからは工房の様子
バロック・マンドリンの
ブリッジに弦穴を
開けているところ




そして仕上げていく





出来上がり

接着完了