2022年7月31日日曜日

端材オブジェ そして魏志倭人伝


魏志倭人伝は伝聞書なので
あまり信用できない
とも言われていますが
3世紀頃の日本に生えている
樹木についても
少し書かれています
以下・・「樹木としては、木冉〈木偏に冉〉(たん)・杼(とち)・豫樟(くすのき)・(ぼけ)・櫪(くぬぎ)・投(すぎ)・橿(かし)・烏号(やまぐわ)・楓香(かえで)があり、竹には、篠(ささ)・(やたけ)・排支(かづらだけ)がある。」
因に、紹介した文面には
占いには亀の甲羅が使われた
ことが書かれていますが
地域によっては弥生時代頃から
鹿の肩甲骨による
占いも行われていました
古墳時代にも古墳から
占いに使った鹿の肩甲骨が
出土しています
また、東大寺を建てた
聖武天皇や后である光明皇后は
鹿をトーテムとする
民族であるとされています
東大寺近辺で鹿が大切にされているのもその影響でしょうか・・

サクラ材の端材で作った
らっきょうくん


磨崖仏に似ているか・・


こちらは修復中の古い琵琶
覆手fukujuを接着したところ



紛失している転手tenjuを
作っていく

2022年7月30日土曜日

ギター製作 ネック削り


製作中の特注19世紀ギター
Laprevotte
ラプレヴォット・タイプ
弦長640mm
ネック削りの様子

使った小刀



こちらは
ポルトガルギターの
ブリッジの改造

この部分に真鍮を接着する

2022年7月29日金曜日

端材オブジェ雲 そして卑弥呼アマンドラビエ


卑弥呼アマビエ!

こちらは以前作った
雲のオブジェ


この位置に接着することにした




木彫りの龍を置いてみた


アンモナイトはどうか・・

2022年7月27日水曜日

中尊寺形燈台完成


平安時代の照明具
出来上がりました
塗りと装飾は
注文を頂いた方
自らが為さるそうです

中尊寺に保管されているもの
右は複製品



この皿に油と灯明芯を入れ
火を灯す仕組みになっている



2022年7月26日火曜日

蓮の絵と抽象画コラボ


古い掛軸の絵を

切り抜いて
抽象画とコラボ
金魚もいる

こちらは
平安時代に描かれた絵
光背の光の表現に
興味を惹かれる

聖人が空で光り輝く様子

仏像のような形の
岩が光っている絵

こちらは
有元利夫の作品
「出現」

2022年7月24日日曜日

カエルの気配 そして端材オブジェ


ポポーの葉の裏に
アマガエルの気配・・

工房の様子
ハイス鉋6枚、燕鋼鉋1枚
ZDP189全鋼鉋1枚
一挙8枚研ぎ



平安時代の油燈台の
端材を使ってオブジェ

輪と水晶玉

2022年7月22日金曜日

平安時代の照明具 油燈台の再現


今年はなんだかおかしい・・
サツキの花が咲いている

アジサイの花も・・


ポポーの花は
一つがもう散っていた

こちらは
これから咲くのか

工房では
平安時代の照明具
油燈台を再現していく
これは灯明皿を置くための
受け皿部分

片手スマホで加工
片手での旋盤加工は
ちょっと怖い
 


出来上がりはこんな感じ