工房の様子
マリアハープの装飾
こちらはビウエラのヘッド
窓鋸で製材
両面を仕上げて
ペグ穴を開け
糸鋸盤で切り抜く
断面がキノコ型のフレット
左端は頭幅が1.6mm
中央は1.8mm、右端は2.0mm
これまで1.8mmは手に入らず
2mm幅のものを
打ち延ばして自作していた
ようやく1.8mmが手に入り
ほっとしている
唐突ですが
イリデッセンスというものを
いろいろ紹介した
イリデッセンスは
遊色効果ともいい
光の当たり具合で
発色するものです
自然物としてはアワビ貝
ラブラドライト
アンモナイトの化石などがあり
人工物としては
窯変した焼き物がある
光の当たり具合で
見え方が違ってくるのが
不思議
弦長630mm
横板の高さを所定の高さに
設定しているところ
ライニングを接着
次にライニングを
生反り小刀で削るが
刃先が摩耗しているので
まず研ぎ上げる
中仕上げ研ぎは
京丹波丸尾山産の
最終仕上げは
京都梅ケ畑産黄板
反り具合はこんな感じ
もう少し先端部に反りが欲しい
そして響板を接着
裏板はこんな感じ
こちらはマリアハープ
陽光を受けるポポーの葉
そしてモミジ
製作中の特注ビウエラの横板
メープル鉋がけ
こちらはマリアハープ
畔挽鋸で装飾のための溝挽き
19世紀ギターのメープル裏板の
挽き残りとボッスの絵
「快楽の園」
特注ビウエラと
マリアハープの製作に
取りかかる
こちらはビウエラの響板
40年ほど寝かせた
ドイツ・スプルース
裏板のメープル材
力木を接着したところ
こちらは響板
注文により特殊な構造になる
マリアハープの響板
製作中の Vihuela
特注ビウエラ
出来上がりました