2012年7月19日木曜日

自作刃物の焼き入れ



焼き入れの準備を終え


先ほど焼き入れを行いました


動画をUPしました


焼き入れ後の状態
焼き入れ前に刃物に焼刃土などは
塗りませんでした




ただいま焼き戻し中・・




オーブントースターを使う場合もあります




焼き戻しを終えた一枚を
荒研ぎしてみたが
焼き戻しが足りないという
判定が下りました
現在、再度焼き戻し中・・


2012年7月18日水曜日

玉鋼の特殊小刀


藤井刀匠に新たに鍛えてもらった
玉鋼の小刀を仕上げました
(藤井刀匠の鍛錬の様子はこちら

この小刀は以前紹介した、先端が
日本刀の平造り短刀のように
両側から内側に反っているもので
ギター製作用として重宝するのです
このような小刀は市販されていないので
この小刀の良さを
少しでも知ってもらえたらと思い
藤井刀匠に2点新たに打ってもらったのです


これはまだ研ぎの途中で
これから最後の仕上研ぎを行います



これは昨日、焼き戻しをして
試し研ぎをした状態で削ってみたものです
玉鋼の小刀は切れが軽く、永切れします

青紙や白紙の鋼の小刀と削り比べを
やってみましたが、やはり玉鋼には
切れの軽さがありました

研ぎ上がった刃先の状態

画家 竹内絹さん



本の整理をしていたら
画家・竹内絹さんの本が現れた・・
2007年付けの手紙が添えてある
竹内さんとはもうずいぶん前
20年ほど前になるのか
知り合ったのだったか・・
たぶんそうだったと記憶している
たしか神戸でやった私の楽器製作展に
来てくれたのでした



その後、近藤さんの作品展の会場に行くと
必ずと言っていいほど竹内さんと顔を合わせた
関東に住んでおられる竹内さんが
関西でやっている近藤さんの
作品展会場に足を運ばれているその時に
こちらがその会場に赴く・・
そんな偶然が重なったので
竹内さんも私のことを気にかけてくれていて
それで本を出版されたときに
私にも送って下さったのだと思う・・
この本は、大正八年生まれの竹内さんが
喜寿(八十八歳)のときに出されたもの



本を頂いたお礼に
自作の勾玉をお送りしたら
いたく喜んで下さって
丁寧な礼状を頂いた・・

今はどうされているのかは
近藤さんからも聞かないが
天衣無縫な絹さんのこと
風のようにあちらこちらに赴き
笑顔を振り撒いておられるに違いない


2012年7月17日火曜日

重春銘の銑


せんという古い道具を手に入れました


重春という銘が刻まれています
おそらく会津の刃物鍛冶によって
打たれたものだと思われます
会津の桶作りの道具として
使われたのでしょうか(参照

地・刃ともに健全で
研ぎ直せばまだまだ使えるでしょう

しかし、私は銑として使うことはない・・
刃の長さは24,5cm、身の幅は4cm強
厚みは4mmはある
これだけあれば小刀や小鉋身が
多く取れるだろう・・
歴史的資料として残しておくべきか・・
悩むところであります・・

堤章著「会津の刃物鍛冶」によると
重春銘について、このように説明されています

銘の「重」の字がナベブタの下に「里」の字
のように刻まれていますが
これは明治以降の近代会津刃物鍛冶の
先駆者とされる重房銘の刀工であった
若林安右衛門の長男安左衛門の
流れだということです
一方、本来の「重」の字を刻んだのは
若林安右衛門の二男猪之吉の流れだそうです

その後、小刀に作り変えました(参照

2012年7月15日日曜日

手に入れた古い鉋を使ってみる

昨日仕上げた鉋身には
台も付いていましたが
かなりひどい状態だったので
長さを短くして

なんとか身を収めました
ちょっと頭デッカチになってしまったが・・



刃口も補修したので
これで一応削ることができそうです





ギター用ヨーロッパ・スプルースを
削ってみましたが
パサパサの削り屑で艶がありません


削り肌はそれほどひどくありませんが
刃こぼれの痕が残っています


拡大した刃先はムラがあり
部分的に刃こぼれがあります





約180度で1時間焼き戻しをしてみました


研ぎ直した状態
刃先が精緻になり
刃こぼれもなくなっています


削った手応えも軽くなり
削り屑に艶があります


削り肌も滑らかになりました
これで仕事に使える状態になりました