2013年11月24日日曜日

左久作さんの小刀を自分の道具として仕立てる

22日に紹介した左久作さんに打ってもらった小刀を
自分の道具として仕立てました
まず、グラインダーで刃角度を26度にし


研ぎ上げました
研ぎ動画UPしました
左久作さんから連絡があり
鋼が箱型になっているのは本来のやり方で
昔はこうなっていない小刀は不良品だったそうです
それが、いつの間にか箱型になっていないものの方が
主流となり、今ではほとんどのものが、よく見られるように
刃と地鉄じがねが平行になってしまったそうです
はっきり言ってしまえば手抜きですかね・・

裏研ぎの動画はこちら

刃先の拡大画像

研ぎ上げた後、柄を挿げました
手前の四分幅(12mm)は接着固定し
刃が短くなったら、鉛筆を削るように
柄を削って刃を出していきます

向こうの五分幅(15mm)は
刀の柄のように出し入れができるようにしました
今回、柄はオイル・フィニッシュにしてみました
バロック・ギターの響板に使う予定のものです


2013年11月23日土曜日

丹波の秋

今日はギター伴奏のため
播州・小野市まで足を運びました
途中はいかにも丹波の秋といった風景でありました









マリアハープ オリジナル曲「迷いの森」
練習風景


来週11月30日は広島へ伺います



2013年11月22日金曜日

左久作さんの小刀

左久作さんに頼んでおいた小刀が出来上がってきた 




鎬面の研ぎは完璧
失礼ながら鍛冶研ぎとは思えない研ぎ上がりであります
鋼がノミのように箱型になっているのも驚きます


裏の研ぎにはやや荒さが目立ちますが


使ってみて驚きました


現在の手持ちの中にもこれほど切れが軽いものはありません・・
脱帽します

早速、柄を挿げようと思います


刃角度は30度以上あるにもかかわらず
この切れの軽さ・・全く驚きます

私は自分が使うものは26度~27度ほどで研いでいますが
これまでいろいろと試した経験では
25度位が最も切れが軽く、しかも刃も持ってくれ
本黒檀の木口を削るような小刀は
ハイス鋼でも28度以上は必要でした



これまで何度か紹介した画像ですが
左端のものは現在主力で使っているもので
これらの中では最も切れが軽いものです
これは30年ほど前に研ぎの師匠に頼んで
刀匠に5本打ってもらったものの1本です
当時5本で¥3万ほどでした
他のものは使ってしまい
これが最後の1本になってしまったので
これと同様の切れ味のものを探していたのですが
なかなか見つからず、ようやく出合うことが出来ました

これまで購入したものの中には
9mm~12mm幅のもので1本数万円のものもありましたが
切れは良くありませんでした
これまで何度泣き寝入りしたことか・・
価格と切れの良し悪しが関係ないところが
不思議でもあり、納得のいかないところであります・・


2013年11月18日月曜日

Broque Guitarバロックギターのネック

バロックギターのネックに
MapleメープルのVeneerベニヤを貼りました
ニカワ焼付け接着については以前紹介した動画を参照下さい








ネックに飾りを入れる






タイトボンドで接着


その後、ヘッドをニカワで接着
ニカワ接着のやり方は19世紀ギターと同じですので
以前UPした動画を参照下さい