2015年9月9日水曜日

丹波篠山 早くもヒガンバナが咲く

工房裏の草むらにヒガンバナが・・驚き
近所を見てみたが、まだここにしか咲いていない






以下、草むらの様子













2015年9月8日火曜日

鉋の入れ換え終了 そして特注ギターのネックの加工

鉋、一挙10枚研ぎ




最初の5枚


左4枚は主力で使う各サイズの鉋
入れ換えを終えてみると
ほとんが古い鉋身になっていました
最も多いのは会津鉋
この5枚のなかでは重道寸四と重丸寸四


この画像では左端の羅生門銘寸六が唯一新しいものですが
新しいといっても今では作られていないものです
羅生門は問屋銘で価格は¥12000と驚くほど安価
研ぎ上げた際に刃先にやや乱れがありますが
削り肌にはほとんど問題はなく
刃先の強靭さ・永切れはトップクラスです


次の5枚




これも古いものばかりで
現代の作家は中央の天水銘寸四のものだけ
会津鉋は重高寸四と重保(しげやす)寸六



ここからは製作中の特注ギターの
ネック加工の様子


























接着作業、2台分出来上がりました
右はガルシア・タイプで
左は19世紀ギターKiyondタイプ


2015年9月6日日曜日

金輪寺風茶入と茶杓のセット出来上がり 

注文を受けて作っていた
金輪寺風茶入と茶杓のセットが
出来上がりました

文字は中央は般若心経から「羯諦」
左上は南無
左下は禅語「清坐一味友」から「清坐」
右下は禅語「拈華微笑」から「拈華」
右上は禅語「歩歩是道場」から「歩歩」


茶杓は古い煤竹で作りました


これは茶入にも使ったカリンの
細枝で作った茶杓(木地のままの状態)


仕上げた状態

櫂先(抹茶をすくうところ)部分は
枝分かれのところなので節がある
この部分は削るのに苦労したが
おもしろい効果が出ている


枝の皮をそのまま残した部分



2015年9月4日金曜日

工房の様子 製作中の特注ギターの表板と裏板 

ガルシア・タイプ、補強材の接着




こちらは19世紀ギター Kiyondタイプ




ガルシア・タイプの裏板を削っているところ




右はKiyondタイプのオバンコール材
左はガルシア・タイプのローズウッド
どちらも20年以上寝かせたものです










響板の補強材配置はできるだけシンプルにした
19世紀タイプもガルシア・タイプも一見同じだが
ここに至るまでの経緯は全く違っている
そこのところが楽器のおもしろいところである

また、補強材の配置などはよほど変なこと(ヘマなこと)
をしないかぎり、楽器の本質とはあまり関係はない
もっと大事なことは他にたくさんある
というのも楽器のおもしろいところ