2016年3月8日火曜日

H1鋼 全鋼小刀を天然砥石を使って研ぐ


H1Steel全鋼を研いだ動画を
YouTubeにUPしました

動画で最初に使ったのは
浄教寺・赤砥 粒度は約600


次に使ったのは
丹波産青砥 粒度約1000


そして中砥ぎの最終段階として
三河名倉・ボタン 粒度約1500


そして仕上砥ぎの最初に使ったのは
滋賀県高島、相岩谷産の仕上砥
(巣板層と思われます)

通常の鋼だったら鏡面近くまで
仕上るのですが
硬度は通常の鋼とそれほど
変わらないと思われるのに
このように粗い研ぎ傷が付いています
不思議です・・

別の角度で撮影

そして最終仕上げとして
中井産の若狭砥を使ってみました
この仕上砥では、通常の刃物は
地・刃どちらもピカリと光るほどに
研ぎあがるのですが

このH1鋼は、やはりこのように
粗い研ぎ傷が目立ちます
前段階の研ぎ傷が消えていない訳ではなく
新たに付いた傷でもこのように荒いのです

まったく不思議です・・
次回もっと硬い仕上砥で
研いでみようと思います

2016年3月7日月曜日

工房の様子 新たな小刀

製作中の特注小型モダン・タイプ
弦長640mm
ライニングを接着したところ



響板を接着

作業中、注文していた小刀が届きました
写真上はH1Steel全鋼の小刀
下はSK3という炭素鋼が
鍛接されたもの 

さっそく柄を挿げる




下拵え終了

彫っていく


セッティング完了

瞬間接着剤であっという間に接着

握りやすい形状に削っていく

先端部はお互いに削り合う・・

刃先に傷が付きそうな際どいところは
替刃式のカッターナイフで・・
OLFAさんには申し訳ない・・

適度な長さにカットして

今回は、たまたま買っておいた
無臭の柿渋を塗ることに・・

1日ほど乾かせば出来上がり

中央も尚さんが鍛えてくれたもの
これもSK3鋼


2016年3月5日土曜日

小型モダン・タイプ ネックと側板を組み上げる

横板になるMaple材の厚み仕上げ

中仕工鉋として使った古い会津鉋
重上・寸六(鋼Haganeは玉鋼)
玉鋼はやはり切れが鋭い

表面の仕上げは初代・金井の寸八(昔の青紙鋼)
メープルの深い杢も楽々と仕上げてくれるので
安心して使うことが出来る

昼休みに一挙八枚研ぎ


仕上げた側板を曲げたところ


仮組み



そして接着


2016年3月4日金曜日

小型モダン・タイプのネック加工








久しぶりに電動工具の登場 

ネックが出来上がり
これで各部材が揃いました
これから横板の厚みを仕上げて曲げ
組み上げていきます